BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

遠距離介護 ~救急病院は2か月後に転院

考える猶予が無さ過ぎる

 

病気で救急病院に入っても、すぐに次に行くように指示されます。

基本2か月以内に出ていかないといけません。

 

入院手続きでは、説明を受け、署名して、お金払って・・・

といった具合に、ただでさえ、疲れているのに、次々と手続に迫られます。

さらに、本人用の着替え、オムツ、など持ってくるよう指示されることもあり、

付きっきりになります。

 

2か月以内に一般病院かどこかに転院になりますが、遠距離だと土地勘がほとんどないこともあり、候補を探す時間が全く取れません。

 

さらに、その移転先も、さらにその次にどこに行くつもりなのか、見通しを話さないと、入院を渋られます。将棋のごとく、2手3手先までの対応を求められるわけです。私には、とても無理でした。

 

そこで地域包括支援センターの担当者に相談して、自分なりに考えた仮のプランを図にして(実現性は無視)、それを説明するようにしました。

 

これを両親2人分同時に実施していたので、朝起きてから寝るまで毎日10時間以上、頭の中は介護だらけでした。くたくたです。

入院した父親の転院プラン

これは私が作成した最初期の父親の全体プランです。母親版は別に作成。

この全体プランから、具体的にどこに行くか決めることになります。

 

次を探す時間が全くないので、担当者からおすすめ、を聞いて記載しました(画像からは消去)。本当はやっちゃいけないそうなのですが、事情が事情なので、特例で対応頂き、今でも担当者の方には感謝しかないです。

 

この時は、出来るだけ家に帰らせてあげたいと思っていたので、在宅介護も入れてます。後に絶対無理と判断する時が来ましたが・・

 

特養と老健の違いは以下に詳しくありますが、老健は在宅復帰が前提であることが一番の違いです。

kaigo.benesse-style-care.co.jp

 

誰も入院する事を前提に物事を考えていませんので、その時が来ると、誰かが苦労して転院プランを考えることになります。