BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

イージスシステム搭載艦

主任務は首都防衛

 

中途半端な洋上ホテルにしたのは、グレーゾーン事態の際に首都防衛を主任務にする為だと思います。中止になった経緯を見ても、レーダは陸上に置いて、ミサイルを車両搭載にするとか、固定でも発射装置を海岸線に並べるとか、偽物の発射装置混ぜるとか、少なくとも検討の余地があったはずですが、検討された形跡がありません。SPY7にこだわるのは契約破棄の違約金でなく、CECで米軍SPY6イージス艦と連携した方が迎撃の確立が高くなると判断したからでは。東京守る為だけに1.5兆円使いますとは言えませんのでブースターの話をでっち上げて中止させたのなら、理解し易いと思います。首都はイージスシステム搭載艦+米軍に任せて、自衛隊の他イージス艦は他地域にリソースを集中出来るので、結果としては日本全土を効率的に守れるのかもしれない。日本にはCEC搭載のイージス艦は2隻しかない。E-2DのCEC搭載は米軍が許可してないという噂もあります。

 

 

イージスアショアが中止

 

日本国内に2か所建設するはずだったイージスアショア。

ブースターが住宅地に落ちるので中止、という口実になってますが、もともと分かっていた事です。他のミサイルもブースターが落ちてきます。大きさは違いますが。

海自の負担を減らすため、陸自が運用する、という方針もありました。

本当の理由は北朝鮮が想定外でミサイル技術を向上させた事にあります。

主流であった放物線を描く弾道ミサイルでなく、高速で突入させるロフテッド軌道型、低空飛行するイスカンデル型、超音速ミサイルを次々と開発してきました。

2か所に置いても守り切れなくなってしまったのです。

 

海に浮かべても

 

海に浮かべて移動させる事にしました。ただし、移動速度は遅く、現場に急行する事は出来ません。ウサデン(宇宙、サイバー、電子戦)で相手の動きを把握する事も考慮していますが、トンネルから出てきて移動式のミサイルを撃たれると、発射して数分の余地しかなく、対応エリアは限られます。これだけでは守り切れないのです。ただし、防衛可能エリアは当然あるので、それ以外の防衛を後方部隊に集中させる事が出来ます。主に改善型03式中距離ミサイルが配備されますが、かなりの数が必要なので、これも防衛費大幅増額の一因となっています。03式が撃ち漏らした場合、PAC3-MSEで迎撃しますが、これは急ピッチで更新されています。

 

洋上ホテルで多い日も安心

 

イージスシステム搭載艦は陸上用のレーダを使うので、船体は大型化します。

24時間365日の警戒が任務です。ホテル化せざるを得ない。人員も不足しているので、乗員は100名程度とか。単体での運用は100%不可能です。ミッション時には対処用のオペレータが乗り込むのでしょうが、その人達を運ぶヘリや船が攻撃されたら?

 

間違いなく遠隔制御される設計だろう

 

この船はただの箱です。恐ろしく高価ですが。

ネットワークで接続されており、軌道解析なども別の場所での情報がリアルタイムで共有されます。これはCEC(共同交戦能力)で実現されています。ただ、電子戦下、単体でも行動出来るよう専用のスーパーコンピュータは搭載していますので、これらも建造費を押し上げています。任務上必要なんだけどミサイル防衛よりも優先順位の低い、例えばソナー解析などは、基本的に遠隔で実施されるはずです。

 

世界初となるメタバースCIC

 

つまりCIC戦術指揮所は、AR,VR技術を駆使した仮想指令室となります。モニター越しに多数の乗員が勤務するのです。FFMもがみ型で採用された全周モニタを発展させたシステムになります。

この船はメタバース世界の先駆けとなるでしょう。