BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

共通戦術装輪車

共通戦術装輪車

 

高脅威下での作戦行動に従事する次期装甲車。16式機動戦闘車と行動を共にする。

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戦車は時代遅れとの指摘もあるが、戦車の周りには歩兵がいるので、盾としても機能する、というか、戦車同士での撃ちあいよりも、そちらの頻度が高い。歩兵は対戦車・対空ミサイルを持っているので、物陰から、不意討ちでの攻撃が可能となる。

自衛隊の戦車は爆発反応装甲を採用せず、かつて評論家から遅れているとの指摘もあったが、結果的に時代を先取りしていた(狙ったのか、予算がなくて出来なかったは不明だが)と思う。

 

エアコン付いてる?

 

戦車は北海道と九州にだけ残すことになっており、それ以外の地域ではこの装甲車が主となる予定だ。エアコンは付いているかな?機動戦闘車には電波を通す特殊な国産断熱材が採用されていると聞くが・・。以下は類似の市販技術。

weekly-net.co.jp

 

防衛産業から撤退する国内企業

 

これとは別に、低脅威下で運用する装甲車、4輪の軽装甲車の選定も進行中だ。前者はフィンランドvs三菱。後者は海外製になりそうだが、ともに海外製の場合、生産を国内に持ってくるか不明。かつてのようにライセンス国産に積極的な企業がほとんど残ってない。三菱以外だと日立系がやってるぐらい。こちらも施設隊用のドーザーで海外vs日立でコンペをやる計画だったが、日立が辞退する旨連絡してきた為(そもそも調達数が少なく赤字だったのだと思われる)、コンペが中止されて日立に決定したと聞いている。

 

拡張性がない日本製品

 

企業だけに問題があるわけではないと思うが、日本の防衛装備品は拡張性、カスタマイズ機能がなく、使い難い。どれも、ある条件下での使用を前提とした一品物だ。米国のジャベリンは、標準機を取り外してスコープとして使えたり、取り回しを考慮した製品仕様となっている。実戦経験がある米国らしい発想だ。陸上装備で見ると、戦車とミサイル類の一部はそこそこ使える世界水準みたいだが、他は世界から数週遅れ。装甲車は北朝鮮よりも遅れている。国産OH-1観測ヘリは、敵をVHSテープで録画、帰投後、会議室で再生画像を見ながら、戦況分析するという運用だ。空自も最近までアナログフィルムでの地上監視を実施していた。こちらは、条件が揃えばデジタルよりも解像度は凄いけどね。

 

あ、戦闘食はおいしいみたいで、自衛隊からも海外の部隊からも好評みたい。

平和が一番だね。