BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

軽装甲機動車 タレスHAWKEI選定?

タレスHAWKEIを三菱がライセンス生産

 

コマツが撤退したことで、後継というか次期型に関心が集まっていたが、事実上決定したように見える。防衛装備庁の公式資料から確認出来る。『軽装甲機動車の後継装備品』と明記されている。いつものように、そのまま輸入出来ないと、適当な理由で三菱にライセンスさせる方針のようだ。比較用として、丸紅がスイスGDELS社のEAGLEを輸入するが、こちらは、『軽装甲機動車の試験用車両』と明記されている。EAGLEは8.5tであり、HAWKEIの7.0tに対して重く、同類車両の中でも最も重い部類なので、その効果を見たいのだろう。当て馬やらさせるのも大変だね。

 

軽装甲機動車の後継装備品(試験用車両M型)

 

以下、 抜粋

 

本品は、陸上自衛隊において使用する試験用の軽装甲機動車の後継装備品(試験用車両M型)である。本品の製造は、タレスオーストラリア社のHAWKEIをベース車両として日本仕様への改修等を行う必要があり、改修等にあたっては、タレスオーストラリア社の製造図書(製造図面、組立図及び作業標準並びに検査要領等の企業所有資料)を利用できる者が実施する必要がある。業態調査の実施時点において、当該改修等に必要な製造図書(製造図面、組立図及び作業標準並びに検査要領等の企業所有資料)を利用できる者は、タレスオーストラリア社から本事業の車両及び改修等に関して独占的な供給者とされている三菱重工業株式会社のみである。また、令和3年度「軽装甲機動車の後継装備品(試験用車両M型)」の契約希望者募集要領(防衛装備庁公示第46号。令和3年11月19日)により公募したところ、応募があったのは三菱重工業株式会社のみであり、審査の結果、審査基準を満足するものであった。よって、該者と随意契約するものである。

 

軽装甲機動車の後継装備品(試験用車両E型)

 

以下、 抜粋

 

本品は、陸上自衛隊において使用する、軽装甲機動車の試験用車両である。本品の販売に当たっては、スイス連邦共和国GENERAL DYNAMICS EUROPEAN LAND SYSTEMS社から許諾された輸入販売代理権を必要とし、業態調査の実施時点において、日本国内での輸入販売代理権を有する者は丸紅エアロスペース株式会社のみである。上記の結果、当該契約の履行能力を有している丸紅エアロスペース株式会社随意契約をするものである。なお、本契約への新規参入を募る公示を常続的に行っているところ、諮問案上申現在において、当該公示に応募する者は確認されていない。

 

R5年には試験用の備品が取得されている。

    76mm発煙弾(軽装甲機動車後継装備品試験用)

 特殊工具セット(軽装甲機動車の後継装備品(試験用車両E型))

 特殊工具セット(軽装甲機動車の後継装備品(試験用車両M型))

 

76mm発煙弾は、ライセンス国産している豊和工業でなく、住商エアロシステムが契約しているので、海外の新型かもしれない。

 

R6年から日本国内の公道を走行する試験車両が目撃されている。HAWKEIはブレーキに問題あると報道されているが?海外での動向を見ると、イギリスはオシュコシュJLTV導入でもめており、タレス社はHAWKEIを提案しているようだ。

 

参考文献

www.mod.go.jp

令和3年度 月別契約情報/随意契約(基準以上)(Excelファイル)

 

タレスオーストラリア社のHAWKEI

www.thalesgroup.com

GENERAL DYNAMICS EUROPEAN LAND SYSTEMS社

のEAGLE

https://www.gdels.com/eagle.php