BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

攻撃ヘリは廃止

ついに使い道がなくなった

 

米軍はなんでも揃っているが、自衛隊はそういうわけにはいかない。

何もかもが違い過ぎる。

攻撃ヘリを廃止する大きな理由は、オスプレイ随行出来ない事だ。

AH-64Dヘリ(360km/h)はオスプレイ(約560km/h)よりも速度が200km/hも遅い。

後継にバイパーを推す意見もあったが、この問題は解消されない。

 

攻撃ヘリを残す為、攻撃ヘリ+チヌーク+軽量野戦砲、という選択肢もあった。

 

自衛隊もかつては軽量野戦砲の研究はやっていたのだ。

陸上ならアリだったと思うが、風の強い海上を通る離島防衛では、この選択肢は無理がある。空から斥候を送り、装備は海上から運ぶ。簡易的な揚陸用の架橋を開発するという、現実的な選択となった。サンゴ礁をも乗り越える、国産の水陸両用車は、当面ボツだろう。

 

コンセプトが古すぎる最新装備

 

対潜哨戒機P-1も削減されそうだ。P-1は冷戦時代のコンセプトそのままであり、危険な低空を有人で長時間飛行する事に主眼が置かれている。対して、米軍は危険な低空任務を無人機に任せ、より高い上空から哨戒する新しいコンセプトを採用したP-8ポセイドンに移行している。高い高度から正確にソノブイや魚雷を投下するには、従来とは違う技術が必要だとされている。

 

ただし、インド向けP-8には米軍で削除されたMADが追加されているので、無人機連携と言っても、また違った難しさがあるのだとは思う。

新しいコンセプトを持ち込んでみてダメだったら、元に戻せる仕様にしているのが米軍らしいやり方だ。

 

参考

www.yomiuri.co.jp