勢いあるのはいいけど
ASM-3が大コケ、周辺国からの遅れに焦って、トマホーク500発+国産地対艦ミサイル1,000発をまず揃え、他にも続々と開発・量産が決定している。
目標観測弾以外は、既存トレンドの後追いであり、目新しさはないけどね。
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2023/01/23e.pdf
一方、米軍はハイエンドだけでなく、既存弾薬の有効活用という事で、航空機から使用する安価な魚雷であるクイックシンクを開発している。
ウクライナ戦争でも分かるように、戦闘では大量の弾薬を消費する。日本のように、訓練用の備蓄だけでは、あっという間に弾切れになる。もともと、米軍が来るまでロシアを足止めする事しか考えてなかったので、今までは良かったが、北朝鮮と、台湾も加わり、時間稼ぎすらも出来なくなったわけだ。
変われない組織
それでも無駄な組織や考え方は温存されたままだ。ポストやテーマの新設ばかりで、統廃合はほとんど進んでない。結果、現場の仕事は増えるばかりで、事故が多発している原因となっている。船頭多くして、船山に登る、状態だ。
装備開発でも、過去から多額の予算を使って、様々な研究がされてきたが、ほとんど役に立ってない。いったん決めるとアップデートせずに、出来上がる頃には時代遅れになっているものがほとんどだ。冒頭のASM-3もその典型。
他にもアシストスーツなど民間ではたくさん実用化されているのに、未だに時代遅れの研究中だ。何年研究してるの?。さっさと買ってきて使ってみれば良いのに、やらない。
日英で共同研究しているミサイル研究も2018年から5年もかかって、やっと研究が完了。量産するかどうかは、そこから考えるという。日本は次期戦闘機の搭載を考えているようだが、欧州から見て日本は仕事のスタイルが古すぎると判断されており、イギリスも採用しないかもね。