BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

無人潜水艦とFFM

FFMは機雷戦も兼ねるがウリだが

 

米国の無人潜水艦ORCAは2024年に5隻を運用開始、機雷戦を含む様々なテスト実施予定となっている。潜水艦の魚雷発射管から射出する無人機の開発も進んでいる。日本ではFFMや潜水艦用に新型待ち伏せ機雷を開発中だが、既に周回遅れだ。FFMのウリの機雷戦も、高価な装備の運用は人力頼りのままで、まともに運用出来ないと思う。人数を減らしても、結局、大事なところは熟練の職人技が必要なままだからだ。

 

自衛隊の潜水艦からVLSでトマホークを撃って何がしたいのか全く理解出来ない。VLSから日本独自の目標観測弾を発射するなら理解出来る。相手に気付かれずに近づき、深く安全に偵察して、直ちに座標データを指揮所に送信、後方の多拠点から同時発射する飽和攻撃だ。これならやる意味があると思うが。

 

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P-1もそうだが、これからの新装備を従来の延長線上でしか企画する事が出来ないのが、防衛省の能力限界なのだろう。時にオリジナリティを無駄に発揮しようとするが、20年以上研究して、ほとんどがボツになっている。唯一の成功例が陸自のMPMS(光ファイバー誘導ミサイル)ぐらいか。高価過ぎてほとんど配備されていないが。

ボツになったオリジナリティ溢れる研究を見てみると、

 

  ・テレスコープ砲 ※デカすぎてボツ

  ・長距離アシスト弾 ※まるで実現出来ずにボツ

  ・パワードスーツ ※R3までに災害支援仕様が実現予定だったが・・

  ・ミサイル防衛用エアボスセンサ ※探知距離が短すぎてボツ。2もボツ。

  ・FCS-3レーダ ※実搭載されているのは、当初とは別物

  ・トリマラン船艇

  ・滞空型UAV

  ・F-15用IRST ※ピトー管と干渉してボツ

  ・F-15用偵察ポッド ※東芝に責任転嫁

  ・F-15用UAV ※目標観測弾でゾンビ復活

 

ここに、

  ・レーザ砲

  ・レールガン

が加わりそうだ。目頭が熱くなる。