新無人偵察機システムFFRS(Flying Forward Reconnaissance System)は、前身の遠隔操縦観測システムFFOS(Flying Forward Observation System)の改善型。
独自に機体を開発したのではなく、富士重工の民間機RPH-2発展型を参考品として購入、評価試験を実施するのに留まっている。
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このPRH-2発展型はFFOSの開発成果が反映された経緯がある。
機体には観測用の可視・赤外線カメラが搭載されており、データリンクを使い、あらゆる環境下でのリアルタイム情報送信が可能、としている。
機体底部の四角の突起部分には、富士重工が独自に開発した、世界初となる”ステレオ画像認識による低高度対地高度計”が搭載されている。これにより、地表からの影響を受けずに正確な高度維持が可能となり、目標の探知・識別が安定して正確に行えるようになった。
SUBARU NEWS | ニュースリリース | 株式会社SUBARU(スバル)
メーカでは特徴を以下にように述べている。
(抜粋)
これまで、低空飛行時の高度計にはレーザー、電波、あるいは超音波を利用したものが用いられているが、これらの高度計は対象物からの反射波の遅れ時間を「点」で計測しているため、地表面に立木などがあると、これが誤差要因となり、地表面からの高度を精度良く計測できないという難点があった。これに対し、スバル研究所が今回開発した高度計は、画像により地上の状況を「面」で判別するため、立木のあるような場所でも地表から20mまでの範囲で対地高度を正確に計測できるという特長を持っている。
排気口はロータ側に向けて上向きに設置されており、排熱の抑制、非探知の効果があるともされるが、安全面の確保が主であり、副次的なものだろう。
運用面では無人機であっても航空機に関する法律に適合する必要があり、本機は飛行に関する信頼性を確保する事で、公海上でも飛行可能となった。
しかしながら、その信頼性確保の為の支援機材は6両~にも及び、通称”大名行列”とも揶揄された。

この時期、当時の防衛省と富士重工の不祥事もあり、税金を投入すると意味で、大きな開発は出来ない状況でもあり、支援機材の改善は出来なかったと推定される。
新無人偵察機システムFFRSは、NBC脅威下でも運用出来るとしていたが、福島第一原発では使用されなかった。
当時、米軍はRQ-4グローバルホークからの映像で、いち早く原子炉が破壊されている事を確認したとされる。
新無人偵察機システムFFRSが飛ばせなかった理由は、前述した6両~もの支援機材を展開して、高放射線量下での飛行、運用が可能か不明であり、事故による二次被害を防ぐ為であった。
結果、CH-47に鉛の板、タングステンシートを敷き詰め、隊員が20kgを超える鉛服を装着、決死の観測、原子炉への放水を実施するに至っている。これは米軍の支援を引き出す為でもあった。
後に自衛隊は決死ではない、と否定している。
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