TYPE MOGAMI
もがみ型改(以降、改省略)はオーストラリアへの輸出が決まった。
ニュージーランドでも候補になっている。
調達予定数は2隻。対抗はイギリスTYPE 31。
艦船のスペック以前にニュージーランドでも部隊の人員不足が深刻化しており、現地報道によると、2024年時点で600以上の配置が空席となっているとのこと。
ニュージーランドの防衛計画(DCP)では、今回の2隻調達だけでなく、将来の水上艦隊全体の共通性を高め、新型艦艇すべてに同一の船体と推進システムを採用する可能性も示唆されている。
もがみ型の基本仕様は各所で説明されているので省略するが、運用面を見ると、もがみ型の平時約90名、有事60名で運用可能な省人化能力は大きなアドバンテージ。もがみ改でも、ほぼこの人員を維持できるとみる。
もがみ型を採用したオーストラリアとは、共通の訓練課程、シミュレーター、スペアパーツ、維持管理体制を通じてプラットフォームを共有することでコスト削減が可能となり、相互運用性も向上する。
一方で長らく防衛装備品の市場に出ることの無かった日本の調達能力には不安があるとしている。
TYPE 31
対してイギリスTYPE 31はもがみ型を意識して、戦術システムはニュージーランドの既存艦と互換性があり、110名程度の乗員でも運用可能だとアピールしている。
TYPE 31の大きな利点は(こちらも、仕様は各所で説明されているので省略)、現地サプライヤーチェーンとの連携で、可能性のある約60社の地元企業と契約を締結済みであること、インドネシア、ポーランドへの輸出が決まっており、建造能力・輸出手順に不安が無いことが挙げられている。
TYPE MOGAMI、TYPE 31どちらを選択するかは戦闘艦のスペックでなく、これら政治的要因で決まることになるだろう。