BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

国際 ~兵法に学ぶ

無能を厚遇せよ

 

交渉の為に隣国から県知事が来た。

 

  有能ならば何一つ与えず返せ。
  無能ならば大いに与え、歓待せよ。

 

そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な者が失脚する。

やがて、ほっといても国ごと滅ぶだろう。

兵法書は語る。

 

とある県知事は厚遇される事になる。

 

『県民の総意』は安易に使わない方がいい

 

王国が島津に屈した日を、屈辱と呼ぶ人たちがいる。

 

公共電波では報道出来ないし、教科書にも載ってないが、王国時代、離島の人々が本島住民に奴隷として扱われていた時代がある。離島住人の先祖を辿ると、本島人に乱暴されて生まれて来た歴史に行きつくことも珍しくない。

 

かつては本島住民の苗字と遣唐使・遣隋使との関係は公表されていて、どの苗字の先祖が、いつ、大陸から住み着いたのか、簡単に判別出来たが、今はプライバシー保護の一環として、口外する事はタブー視されている。

 

王国が島津に屈した日、それは離島住民にとっては解放の日でもあった。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

 

経験に学ぶ愚者が取り上げる都合の良い歴史感は、大いに共感され、兵法書の狙い通りに衰退して、属国として存在していくのだろう。

 

※本投稿はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません