次期イージス艦の検討開始
R7予算概要で、こんごう型イージス艦の後継、次期型の検討が開始される。イージスシステム搭載艦の搭載レーダSPY-7の選定過程において財務省と揉めており『次期イージス艦のレーダ選定ではゼロベースで選定すること』と、ものいいが付いた。SPY-7かSPY-6をFMSで調達する以外の選択肢はないはずだが、33億円もの調査費が計上されている。また『国産化』とか出来もしない事を検討するのだろうか。

ドローンの本格導入が始まる。イスラエル事案があり、団体からの抗議を避ける為、イメージ図は適当。海自に攻撃ドローンが配備されるかは不明。HERO-120カミカゼドローン採用は確定か。文中に、『遊弋(ゆうよく)』という聞きなれない漢字が使用されており、『徘徊ドローン』の悪いイメージを避ける為とはいえ、もっと本質的な業務に力を入れた方が良いのではないだろうか。
もがみ型に搭載する艦載型UAVは、V-BATが選定された。垂直離着陸可能で、オペレータとの安全性も高いので妥当な判断だろう。

苦し紛れのリサイクルUS-2取得に219億円を計上。事故が起きない事を切に願う。
輸送艦の調達は、LSVx1 LCUx1 機動舟艇x1となっており、昨年の予想が的中!→なんかください。

研究開発では、潜水艦用VLSの研究に300憶円。

艦載型レーザの開発も始まる。
陸上用の試作機が100kW級でコンテナ2個分の設備が必要となっている。技術仕様に関して、日本も外国も全く情報がないが、光ケーブルでコヒーレント結合して出力を上げる方法と、インコヒーレントで射出後、対象物表面で合成する方式がある。ある程度出力が上がってくると、結合後のファイバーの耐久性の限界が来るため、高出力型はインコヒーレント方式が主になる。
諸外国もレーザの実用化が進んでいるが、レーザそのものの開発と、対象物の最も効果的な部位を特定する画像処理技術、レーザを瞬時に指向させる、ポインティング技術も重要となる。
当面は、小型ドローンのような照射部位が小さい場合には、小出力コヒーレント方式が、弾道ミサイルのような大型目標の場合には、大出力インコヒーレント方式といった具合にすみ分けが進むと思われる。
組織については伝統の4護衛艦隊を廃止・集約する方針が示された。

調達価格は、暴騰中。哨戒機P-1は1機420憶円、哨戒ヘリSH-60Lは150憶円、汎用ヘリUH-2は32億円。3機種とも旧来ガラパゴス仕様で世界最高価格を更新し続けている。
新型FFMは3隻を一気に建造:計3,140億円。潜水艦は1隻:1,161億円
とついに1,000億円の大台を超えた。
P-1派生型の電子作戦機の開発:414億円には、有人機である必要性、空自RC-2と別機体をわざわざ開発、少数配備する必要性について大きな疑問がある。米海軍は哨戒機での次期電子戦機の有人機は計画中止、現EP-3部隊も2025年に廃止、無人機での運用に移行する計画となっている。
大規模な組織改編も、無人化を否定し続け、人力を重要視する従来型の部隊運用思想では、人・モノとも、もはや全く機能しない状況に追い込まれた結果なのかもしれない。
リンク①
https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20240830.pdf
