米国ドジャース戦の視聴者数が好調だという。
2024年地区優勝をかけた第5戦、ドジャースがパドレスに勝利した試合、視聴者数は約2,000万人。山本投手とダルビッシュ投手の投げ合いが話題になった。
内訳を見ると、米国が700万人、日本が1300万人となっており、人口比率にすると、
米国 700万人/3.35億人 = 視聴率2.1%
日本 1300万人/1.26億人 = 視聴率10.3%
となる。野球は米国ではマイナー競技と言われるが、確かにアメフトやバスケに比べると不人気競技なんだと納得してしまう。対して日本は土曜だったこともありこの視聴率。私も在宅時には、視聴してしまう。今週、金曜のドジャース戦も観てました(笑。
多くの日本人がMLBに興味を持つ背景には、WBCでの日本代表の躍進や、ドジャース大谷選手の活躍が大きな影響を与えていると思う。
ドジャースは今年後半、けが人だらけで、特に先発が居ないという異常事態になってしまった。それまでの貯金があったので、どうにか優勝出来たが、通常であれば、ほぼ失速して、ポストシーズンも危うかったと思う。
この異常状態に置かれたチームが選択したのが、『ブルペンデー』の積極採用だった。日本では馴染みのない『ブルペンデー』は、通常中継ぎ、ホールド要員の投手を小刻みに継投して、試合を戦うやり方だ。
先発投手が足りない為、その穴埋めに『ブルペンデー』をローテーションに組み入れるという奇策にうって出た。これが見事にハマったのだ。
複数の投手を継投する為、安定感には欠ける。つまり、当たりハズレもあるが、それは先発が崩れる確率と大差ないように感じている。ただし、投げた投手は基本翌日は登板出来ない。
『ブルペンデー』が積極採用できる背景には、MLBのルール改定の影響も大きい。2023から、コロナ拡大下で試験導入された延長タイブレーク(前の打席最後の選手を2塁に置いて開始)が恒久化されている。これにより延長戦に供えて投手を温存する必要性が下がった。ただし、野手登板の条件は、8点以上負けている場合、リードが10点以上の9回と、厳格化れている。また、ポストシーズンには延長タイブレークはない。
今日、ドジャースは『ブルペンデー』も予想されていたが、フラハティ投手が先発、予想通りの大炎上、敗戦処理専用のハニーウェル投手の継投で追加失点、6-12で落とした。翌日は移動日であり、3回から『ブルペンデー』を採用すれば勝てたのでは、と、この采配は大きな批判を受けている。
確かにそうも見えるが、休息日である移動日が大陸横断なのを考慮していないと思う。
メッツ戦では、アメリカ大陸の西と東、6時間の大移動、かつ時差も3時間ある。気温の差も大きく、移動日1日だけでは、ほとんど体が休められない。
今日『ブルペンデー』で総動員して勝てればもちろんOKだが、負けた場合、その移動日を挟んで、まだ残り2試合もあるのに、ブルペン投手が、ほとんど使えなくなってしまう。使ってもパフォーマンスが大幅低下するリスクが高い。
次戦はドジャースを抑え込んでいる左投手が先発予定であり、苦戦が予想されている。この観点からも、今日『ブルペンデー』で勝負すべきだったとの見方もあるが、前述のリスクを考えて、このような采配になったのだろう。博打はうてないということだ。
敗戦ゲームとなったフラハティ投手はワールドシリーズに進めば登板機会があるかもしれないが、このままでは、今年FA市場に出ても、ドジャースは積極的に契約しないと思う。
敗戦処理専用のハニーウェル投手はイケメンで人気があるが、ほとんど三振が取れずに撃ち込まれるシーンが目立ち、シーズン途中にDFA、ウェーバーでもお呼びがかからず、ドジャースとマイナー契約後、けが人続出で再びメジャー契約に至っている。こちらも、けが人が復帰すれば、ポストシーズンのROSTERから外れる可能性が高い。来シーズンもROSTER枠に残るのはやはり困難。
プロスポーツは、輝かしい面が注目されるが、生存競争は厳しい。
ワールドシリーズ進出おめでとう。