デファイアント(BBG-1)は、トランプ級1番艦と呼称される大型の水上戦闘艦であり、同級はまず2隻が建造される。
トランプ大統領は、「私は非常に美的感覚に優れた人間なので、米海軍が私と共に設計を主導することになる」と述べている。
大統領は最新のイージス艦のデザインを酷評しているという。
仕様面に関しては大急ぎで公式発表された為、ほぼ具体的な検討は実施されておらず、結果、これまでの米軍のコンセプトと相反する面もあり、今後は常識的な仕様となるだろう。
船体は3万5000トン超、喫水は24~30フィート(約7.3~9メートル)となる。これは、米海軍最大の水上戦闘艦である1万5000トン級ズムウォルト級駆逐艦の2倍以上の大きさ。アイオワ級戦艦の5万トンには及ばない。
機関は、ガスタービン&ディーゼルエンジンの統合電気推進。ヘリ甲板にはV-22オスプレイを搭載。
電子戦装置は、SEWIP Block 3。Block 3は、非運動エネルギーのソフトキル弾倉を備えた電子攻撃能力(EA)を提供し、侵入する脅威を無力化。製造は、 Northrop Grumman担当。
レーダはSPY-6、イージスシステムのベースラインは不明だが、フライトⅢの発展型にはなるだろう。
武装はてんこもり。とりあえず、色々並んでいるが、目玉は主砲に米軍が開発を断念したレールガンや、まだ実現性が不明な大出力レーザーを選択した点だろう。これは、大統領の意向が強く影響していると思われる。
主砲
レールガン×1
Mk45 62口径5インチ砲×2
大出力レーザー×2
Mk41×128セル
近接防御
RAM×4
ODINレーザー砲×4
Mk38 30mm機関砲×4
レールガンは、実現性において日本が先行しているが、爆薬無しの弾頭では、ただの貫通弾に過ぎない。迎撃砲としては可能性があるが、艦艇などの攻撃用としては、ミサイル類に遠く及ばない。レーザも気象条件次第ではエネルギーが大幅に低下する為、自衛用途の域を出ない。
艦隊指揮能力を備えるとしているが、現代では、艦艇は単なるセンサーであり、センサー情報は衛星ネットワーク経由で遠隔クラウド処理され、司令部からの指示と合わせて、共同交戦能力とするのが、トレンドだ。
確かに、現代の戦艦なのかもしれない。
夢があるのはいいことだと思うが、ランニングコストは最悪だろう。
