BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

米海軍 ~イージス艦フライトⅢ

https://news.usni.org/wp-content/uploads/2023/05/230519-N-N2201-002-e1684534838206.jpeg

アーレイバーク級イージス艦は、継続的な機能向上を実施。

フライトⅠ→フライトⅡ→フライトⅡA→フライトⅢへと進化を続けて来た。

 

フライトⅢの大きな特徴は、以下の通り。

 

 SPY-6(V)1レーダー

 イージス・ベースライン10

 4,160ボルト改良型発電機

 電子戦システム(SEWIP)

 ダメージコントロール機能の向上

 

従来の30倍のレーダ感度と、人工知能(AI)や機械学習を採用した最新のイージス・ベースライン10により、対空ミサイル迎撃(AAW)と弾道ミサイル防衛(BMD)を同時に実施することが可能になる。VLSからは、トマホーク、スタンダード ミサイル 2、3、6、ESSM ブロック 1、2 を発射可能。

 

これまではレーダ監視は同時に実施出来るが、攻撃には制限があった。しかしながら、フライトⅢ初期型では想定される飽和攻撃すべてに対応できるわけではなく、最終防御はESSM ブロック 2の自己誘導に依存するという。

 

対水上専用レーダAN/SPQ-9Bをマスト中央に搭載している。

 

電源は、指向性レーザ兵器など、将来のエネルギー集約型システムを支えるため、新しい4,160ボルト電力網を備えた改良型発電機を搭載。

 

外観上から見えないが、電子戦システム(SEWIP)の拡張性を確保する為、艦橋構造が変更されているという。

https://cdn.northropgrumman.com/-/jssmedia/wp-content/uploads/SEWIP-01.jpg?mw=768&rev=955ef1f27d874dd0b1e255ec27bb4eba

電子戦システム(SEWIP)には複数のBlockが存在している。

 

Block 2まではES機能のみとなるが、最新型のBlock 3では、電子攻撃(EA)が追加されている。Block 3までが生産中で、Block 4を開発中。各Blockの機能は以下の通り。

 

Block 1  電子監視の強化、制御と表示の改善、特定のエミッター ID を含む特殊信号傍受用の補助受信機、高ゲイン/高感度機能 General Dynamics担当。

Block  2  N/SLQ-32 の電子サポート (ES) アンテナ、ES 受信機、オープン戦闘システム インターフェイスがアップグレード  Lockheed Martin 担当。

Block 3 非運動エネルギーのソフトキル弾倉を備えた電子攻撃能力(EA)を提供し、侵入する脅威を無力化  Northrop Grumman担当。

Block 4 高度な電気光学および赤外線機能を追加

 

イージスシステム搭載艦にも電子戦システム(SEWIP)Block2が搭載されると思われる。

kaigo-sos.hatenablog.com

 

ダメージコントロールは過去のテロ攻撃の教訓を取り入れ、構造面含めて機能強化。

将来の機能拡張時の重量増に備えるため、船体の重心を下げ、浮力も確保している。

 

そろそろ拡張も限界の為、DDG(X)の検討が進んでいる。