アーレイバーク級イージス艦は、継続的な機能向上を実施。
フライトⅠ→フライトⅡ→フライトⅡA→フライトⅢへと進化を続けて来た。
フライトⅢの大きな特徴は、以下の通り。
SPY-6(V)1レーダー
イージス・ベースライン10
4,160ボルト改良型発電機
電子戦システム(SEWIP)
ダメージコントロール機能の向上
従来の30倍のレーダ感度と、人工知能(AI)や機械学習を採用した最新のイージス・ベースライン10により、対空ミサイル迎撃(AAW)と弾道ミサイル防衛(BMD)を同時に実施することが可能になる。VLSからは、トマホーク、スタンダード ミサイル 2、3、6、ESSM ブロック 1、2 を発射可能。
これまではレーダ監視は同時に実施出来るが、攻撃には制限があった。しかしながら、フライトⅢ初期型では想定される飽和攻撃すべてに対応できるわけではなく、最終防御はESSM ブロック 2の自己誘導に依存するという。
対水上専用レーダAN/SPQ-9Bをマスト中央に搭載している。
電源は、指向性レーザ兵器など、将来のエネルギー集約型システムを支えるため、新しい4,160ボルト電力網を備えた改良型発電機を搭載。
外観上から見えないが、電子戦システム(SEWIP)の拡張性を確保する為、艦橋構造が変更されているという。
電子戦システム(SEWIP)には複数のBlockが存在している。
Block 2まではES機能のみとなるが、最新型のBlock 3では、電子攻撃(EA)が追加されている。Block 3までが生産中で、Block 4を開発中。各Blockの機能は以下の通り。
Block 1 電子監視の強化、制御と表示の改善、特定のエミッター ID を含む特殊信号傍受用の補助受信機、高ゲイン/高感度機能 General Dynamics担当。
Block 2 N/SLQ-32 の電子サポート (ES) アンテナ、ES 受信機、オープン戦闘システム インターフェイスがアップグレード Lockheed Martin 担当。
Block 3 非運動エネルギーのソフトキル弾倉を備えた電子攻撃能力(EA)を提供し、侵入する脅威を無力化 Northrop Grumman担当。
Block 4 高度な電気光学および赤外線機能を追加
イージスシステム搭載艦にも電子戦システム(SEWIP)Block2が搭載されると思われる。
ダメージコントロールは過去のテロ攻撃の教訓を取り入れ、構造面含めて機能強化。
将来の機能拡張時の重量増に備えるため、船体の重心を下げ、浮力も確保している。
そろそろ拡張も限界の為、DDG(X)の検討が進んでいる。

