川崎重工が2035年の製品化を目指して開発している、脚型オフロードパーソナルモビリティ『CORLEO』は人間が乗車できる4足ロボット。
イメージ動画では、ファンタジー映画、ロードオブザリングに出てきそうな動きを見せている。
動力としては、150ccの発電用水素エンジンを搭載。後方に搭載するキャニスター(青いタンク)から水素を供給する。エンジンと連結された発電機で電気に変換、4脚に搭載したパワーユニットで駆動する。
同社は特徴を以下のように述べている。
(主な特長)
・ロボティクスがもたらす4脚の悪路走行性能に加え、モーターサイクルで培った操縦性と安定性を併せ持つ。
・モーターサイクルで培ったスイングアーム機構を応用し、後脚部が独立して上下動することで衝撃を吸収。ライダーは進行方向の地形を確認しやすい姿勢を保つことが可能。
・乗馬のように重心移動で操縦。サポート機能により、誰でも簡単に山岳や水場などの難地形を安全に走行可能。
・「水素」を燃料に、「水素エンジン」で発電する構造。
新感覚オフロードパーソナルモビリティ「CORLEO」の開発に着手 | プレスリリース | 川崎重工業株式会社
一般的に水素はクリーンエネルギーとされているが課題は多い。
詳細は各種あるので、省略するが、代表的なものだけでも、高コストの要因となる。
・水素タンクの堅牢性
体積あたりのエネルギー密度が低い為加圧して保存する必要がある。
液化する手法があるが極低温管理が必要。
・ガソリンと燃調特性が異なる
燃焼速度はガソリンの6~7倍、ノッキングが無いが自己着火し易い。
・不完全燃焼でNOXが出る。
負荷特性ごとに完全に完全燃焼するのが難しく、触媒が必要となる。
『CORLEO』は1人乗りで負荷特性は車よりは小さいので、
解決出来る可能性はある。
時代の流れとはいえ、製造、維持コストとも、内燃機関であるガソリンエンジンがいかに優秀かと改めて感じる。
『CORLEO』は民生技術だが、やがて防衛省で採用されるかもしれない。
