BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

防災 ~整わない観測体制

東北震災から何も学ばず

 

2011年震災の際、自衛隊のドローン装備FFOSは全く使えなかった。理由としては、『NBCに対処していないから飛ばせない』と、いつも通りの問答。

 

能登半島地震では、民間ドローンの飛行は禁止されているが、国又は地方公共団、または依頼により捜索又は救助を行う者は特例で、適応が除外される。

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2401/02/l_ki_1609376_mlit01.jpg

 

海保はシーガーディアン、自衛隊グローバルホークを導入しているが画像は公開していない。公開出来ないにしても、使っている旨の発言も聞こえてこない。変わらず、有人ヘリによる確認ばかりだ。

 

当時のドローン以外の装備を見ると、衛星だいちは解像度が低く、被害把握や救助には全く役に立ってない。

https://response.jp/imgs/p/mSBHZs93KjT34JZkZm4W_4RJWEBBQkNERUZH/317331.jpg

自衛隊のエアコン付きのNBC偵察車は装備化出来ておらず、エアコンのない旧式の化学防護車を出動させた。

 

今の状況を見ると、衛星だいち4号は打ち上げ待ちで、従来から性能向上が図られているが、学術研究の域を出ないまま。NBC偵察車は使えないまま用途廃止で次期型は未定。

 

NHKがフランスの衛星写真を配信している。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/K10014308051_2401031914_0103202720_02_04.jpg

 

現地に向かった護衛艦は堤防が破損しており、物資輸送を断念したのこと。

 

あれから13年。全く進歩していない。

日本ダメポ。