BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

多層的沿岸防衛体制 SHIELD

令和8年度概算要求の~重点ポイント~で、SHIELD: Synchronized, Hybrid, Integrated and Enhanced Littoral Defense、構築が登場、1,287億円を計上。

 

www.mod.go.jp

 

陸海沿岸領域に複数種のドローンを大量に配備、非対称的かつ多層的な防衛体制を2027年までに完成させる。また、各無人アセットを一元的に管制するシステムの早期導入も追求。

SHIELD(出典:防衛省

懸念としては、陸海空は統一の思考・指標を持たず、バラバラにドローン実証を実施しており、結果、今回は陸海で互換性が無いと思われる7機種の飛行ドローンを選定するに至っている。

kaigo-sos.hatenablog.com

 

陸自は3機種。

陸自選定ドローン Point Blank IAIHERO-120、不明
(出典:防衛省

kaigo-sos.hatenablog.com

 

海自は4機種。()表記の機種は推定。

海自選定ドローン  (SkyStriker)、V-BAT、不明、(HAROP)
(出典:防衛省)

kaigo-sos.hatenablog.com

 

沿岸防衛という構想であり、陸自がUSV,UUVを取得運用するようだ。だが、対象海域にどうやって運搬、展開させるのか謎。哨戒艦で運用する可能性はありそうだが。


陸自・海自】小型多用途USVの取得

陸自】小型多用途UUVの取得

(出典:防衛省)

小型多用途USVは、戦闘支援型多目的USVとも違う。多用途と書けば、聞こえは良いが、いつも通りの中途半端な仕様になるだろう。

kaigo-sos.hatenablog.com

 

今はドローン急進期であり、試行錯誤も必要だろうが、従来の延長線上でしかモノを考える事が出来ない組織の限界で、将来の拡張性、冗長性を考慮しているように見えない。飛行ドローンは7機種、USV、UUVを選定しているが、大量調達後、あっという間に陳腐化するのは明白。

 

例えば、ウクライナでは囮ドローンを混ぜて、相手リソースを消耗させる戦術が効果を上げているし、妨害に強くする為に、光ファイバー有線誘導ドローンも登場している。

 

米軍では、数週間単位での機能・ソフトウェアのアップデートの仕組みが重要だと認識していて、ライフサイクルコストに主眼を置いた仕様検討を進めている。