人は天才になる時がある

一瞬だけ天才だった

 

人には天才になる時期が必ずあるらしい。

実家を掃除している時に小1夏休みの宿題が出てきた。

 

1年1組 夏休み

 

絵だけだとつまらないと思い、切り絵と組み合わせて絵を描いた事をなんとなく覚えている。夏休みの宿題は面倒なので、3日ぐらいで全部終わらせていた。学級委員は全学年で指名され、小4の時は全校生徒代表で、卒業生を贈る言葉もやらされた。

担任からやれと言われた時、最初断った。

『あんたら平等平等言ってるじゃんか。あみだくじで決めろ。分かったな?』

家に帰ると、電話越しに母親が話していた。

『はい。はい。やらせますけん。』

やらせますけんって、やるの俺なんですが?

 

桐板の表紙に和紙を貼り付け、習字で書いた言葉

 

『卒業生の皆さん ご卒業おめでとうございます 皆さんは今日 この思い出の詰まった校舎を後にされるのですね』

 

あーめんどくせー と思いながら小4の俺は涙を流していた。

 

初めて親父にキレた

 

エレキギターを弾くようになったのは真面目なだけの自分を変えたかったからだ。

父親は反対だった。

 

『金持ちはテニスをやる。お前もテニスをやれ。』

『ギター?チンドン屋か。』

 

初めてキレた。

 

チンドン屋が人を笑わせるために、どれだけ努力しているのか知ってるのか?』

『お前、人を笑わせる事が出来るのか?あ?』

 

父親はへらへら笑って黙っていた。

マジで殺そうかと思ったわ。

 

母親と銀行に行ってお金をおろして初めて買ったエレキギター

それがKRAMERだった。