桧原宿跡(ひばらじゅくあと)
130年前に沈んだ宿場町、桧原宿。1888年、大噴火で川が堰き止められ、湖となった。
高台の鳥居が湖畔に残っている。
追加調査の結果が報道されている。
鎌原観音堂
1783年の浅間山の噴火で鎌原村を土石流が襲った。年老いた女性を背負った若い女性は、観音堂へつながる階段を懸命に上る途中で土石流に飲まれ、2人とも命を落とした。
生き残った者たちは、生きていくために話し合い、伴侶を失った者同士で再婚したり、子供を養子にしたりして、命を繋いだと伝わる。今でも助け合いの精神が引き継がれているそうだ。
いずれも当時のご先祖様達がどう困難に立ち向かったのか、その生き様を知る調査であり、学問の領域となっている。
命を落とした方々は皆、あの世で静かに暮らしているはずだ。