BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

令和6年度概算要求(2)

輸送能力の向上

 

輸送能力の強化も進んでいる。新補給艦1隻と機動舟艇3隻。

 

P24

ましゅう型は13,500tであり、+1,000tで大型化は限定的だが、補給スポットの位置は大きく変更されており、説明では『あらゆる事態において護衛艦等の任務継続のため、洋上における後方支援能力を強化』と謳っている。

 

これはFFMなどステルス艦との共同作戦を意識している。FFMが一定のステルス性があっても、補給艦が非ステルスだと、艦隊は簡単に発見されてしまう。本艦は特に前方からのステルス性を向上させており、高脅威下での活動を想定して、前後にCIWSの台座が備えられている。速力も上がっている可能性がある。

 

ヘリも大量調達

 

計33機を調達。単価が凄まじく上昇している。円安・資源高の影響だ。チヌークは、1機200億円。UH-2は計画時には10億円以下を目指す、みたいな話があったが今や30億円。

 

・輸送ヘリコプター(CH-47JA) 12機:2,220億円

・輸送ヘリコプター(CH-47J)  5機:1,081億円

・多用途ヘリコプター(UH-2)   16機:465億円

 

防衛費は大幅増額したが、輸入品の単価が跳ね上がっており、効果が相殺されている面もある。

 

無人水上飛行艇の調査

 

(引用 P35)

無人水上飛行艇活用の検討(1億円)

海上への離着水能力を備えた無人水上飛行艇の利活用、技術的課題について調査検討を実施。

 

新明和が開発しているXU-Mの使い道をみんなで考えよう的な検討。正直、用途が思いつかないのだが・・。水中UUVとのスポット的なデータ中継の為に使うなら、使い道はあるかもしれない。あとは、現場に着水、海鳥のように漂いながら、敵を補足後、浮上して突撃する自爆ドローンとか。

www.youtube.com

 

 

https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20230831.pdf