BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

社会 ~コロナ補助金の闇

不正申請で続出のコロナ長者

 

ある事例を見てみよう。実際には営業していない居酒屋をコロナ対策で、営業を一時的に止めた事にする。どうやるのかというと、

 

店内を別の業者に貸し出し、その業者の売り上げを現金で受け取り、帳簿を書き換えて居酒屋の売り上げがあった事にする。

 

クレジット払いは日時、内容が記録されるので、必ず現金でのやり取りとなる。こうして営業実態がない店舗で架空の売り上げを計上して、営業停止による補助金を受け取る。ここで登場する居酒屋の店長、店舗を借りた業者は知人、身内である事が多い。さらに、この業者が系列店への仕出しを兼ねたり、身内を従業員として一時的に休ませた事にして、連続コンボで補助金を積み増していく。

 

認証制度で営業許可を受けるには、登録されたスタッフによる現地確認が必須であったが、営業を止めた店が、もともとまともに営業していたのかどうかの確認が出来ないのを利用した手法になる。

 

ただし、これは前年までの営業実績がある場合にのみ有効で、開店したばかりの店は前年の営業実績がない為、この手法は使えない。コロナ禍初期に営業停止を受け入れなかった居酒屋は、このパターンが多かった。開店で多くのお金を使っている為、補助金ではとても足りずに、営業するしかなかったのだ。繁盛してたけどね(笑。

 

この他にもワクチン接種や旅行支援にも多額の税金が投入された。

恩恵を存分に受けた者と、何も受け取れなかった者。5類への移行後には、不平等感だけが残された。

 

非科学的な感染対策

 

重症化し易い、後遺症が残りやすい、治療薬がない、という点ではコロナは未知の病だった。著名人の死去が重なり、命に係わる病気だと多くの方が感じたと思うが、間違ってないと思う。風邪もそうだが無リスクな病気はない。風邪は10万人に1人がギランバレーを発症する。そして風邪の治療薬は今もない。症状を抑えているだけだ。

 

感染対策は、様々な議論がされたが、科学的な検証はされてないと思う。

 

例えば、電車、美容院、床屋、パチンコ屋でクラスターは頻発してない。一方で病院や介護施設ではクラスターが頻発した。病院や施設はお金もなく、設備が古いので、十分な換気が出来なかったからだ。よって、換気が重要なのは間違いないが、文字通り空気は見えないので、それを分かりやすく提示する事が出来なかった。二酸化炭素の濃度でやるなら、機種を選定して数値を決め、飲食店に配布すれば良かったと思う。そこには酒の提供の有無は意味がない。心配ならば、『会話少な目でお願いします』、と張り紙でもすれば事足りる。アクリル板も、実際にはほとんど効果がなかったはずだ。

 

難しい事を分かりやすく説明するのが専門家・政治家の役割のはずであったが、誰もそれをやらなかった。というよりは能力が低く、出来なかったのだろう。