BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

次期高等練習機 M-346が最有力か

2025年5月

DSEI2025にて、フライトシミュレータ展示。

M-346フライトシミュレータ(出典:リンク先)

https://www.youtube.com/watch?v=wZ9H6Lj-7hM

最新型はM-346 Block20となり、機体に変更はないが、アビオニクスがアップデートされている。中央に巨大なLCDを配置、AIによる状況解析も可能という。このフライトシミュレータは最新のBlock20相当とのこと。

 

かつてはシミュレータと飛行訓練の比率は20%-80%であったが、M-346は現状で50%-50%となり、効率的な訓練が実現出来ているという。

 

三菱が次期練習機の模型を展示。

https://aviationweek.com/sites/default/files/styles/crop_freeform/public/2025-05/mitsubishi_unveils_t-x_trainer.jpg?itok=eZJ5voja

コックピット傍に機関砲を搭載する開口部がある。

出会いがしらのドローンを撃墜する為とも見れるが、火器管制レーダは積まずに、伝統の目視確認だろうか。

 

M-346のライセンス生産なのか、共同開発なのか、単なるコンセプトなのか不明。

 

2025年3月

 

海外ジャーナリストは、投稿で以下の様に発信している。

 

”イタリア空軍のルカ・ゴレッティ参謀総長は最近、議会の外交委員会に対し、「共通ジェット練習機」(M-346)と「共通哨戒機」(イタリアの海上哨戒用のP-1)に向けた道筋で合意することを目指し、日本と協議が進行中であると述べた。”

 

日本がM-346を導入するオフセットとして、P-1採用を働きかけていると取れるが、イタリアはP-8を採用せず、自国レオナルド社が製造するATR 72ASWを採用済み。ドイツが採用検討した際にも問題視された型式証明も取ってないP-1を、今更採用する可能性は無い。自衛隊で導入が始まっている最新型の対潜機材の売り込みだろうか。

 

欧州はノルウェー、イギリス、ドイツ(過去にP-1検討して却下)がP-8導入を決定している。

 

2024年11月 初等練習機T-6選定

 

初等練習機はT-6が選定された。

kaigo-sos.hatenablog.com

 

2024年10月

 

T-4後継機及びその地上教育器材に関する情報提供企業を募集

 

(リンク消滅 抜粋)

T-4後継機に関する開発計画の検討及び構想段階における代替案の分析並びにその地上教育器材に関する代替案の分析を実施するに当たり、T-4後継機の開発に係る技術課題、それらの取得方法等について広く情報提供を募る

 

2023年 次期高等練習機の見通し

 

高等練習機の候補は米軍が採用したT-7Aレッドホークか、イタリアM-346だろうが、機種単体の評価でなく、飛行教育全般における効率化、地上教育との連携が重要視されることになる。

 

自衛隊はイタリアで飛行教育IFTSの情報収集を進めており、M-346に対してRFIを出しているとのこと。

 

レオナルド、空自次期練習機にM-346売り込み – 旅行業界・航空業界 最新情報 − 航空新聞社

 

戦術訓練をシミュレートする戦術訓練システム (ETTS)を用いた教育が大きな特徴とされている。この技術は、航空機に搭載されるセンサー、兵器だけでなく、仮想編隊(CGF) をエミュレートする。パイロットは、実際に飛行している練習機に自身が搭乗しているかのようなライブモードでの訓練も可能で、例えば機上で教官から指示された動作を、地上で模擬する事で、搭乗前の練度を測定する事が出来る。この他にも様々なシミュレーションが可能。訓練計画は、従来よりもかなり効率化されるという。練習機自体の調達数、実機の訓練時間も大幅に減らせるので、教育コストの低減が可能になる。

 

実績として、カタール、ドイツ、シンガポールの空軍にも本システムは採用されており、NATO 飛行訓練 (NFTE) プロジェクトの主力キャンパスとしても認定されている。

 

次期戦闘機の開発とあわせ、イタリア レオナルドのM-346が最有力ではないだろうか。

https://aircraft.leonardo.com/en/customer-support/international-flight-training-school

 

日米共同開発との報道も

K総理から軍事オタクのI総理に交代となったが、トランプ2.0の影響が懸念される。

kaigo-sos.hatenablog.com