BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

米国E-2D改修 DSSC6

終わらないアップデート

 

米軍は2~3年おきに全機種をアップデートし続け、2040年代まで使い続ける方針。そうしないと米軍ですら電子戦の優位を保てない。今回の改修はDSSC 6という名の6回目の改修であり、Hawkeye Cockpit Technology Refresh 、Theater Combat ID が含まれるという。

 

日本向け仕様としては、空母から発進しないため、翼に燃料セルを搭載したいわゆる湿式翼システムの構築をノースロップ・グラマンに依頼している(リンク②)。 日本向けは折り畳み機構をなくす仕様への改修で納入が遅れた、という噂もあったが、この改修を誤解したのだろうか。CEC および NIFC-CA との統合を可能にするアップデートは不明。CECは搭載が許可されていないとの話もある。

 

米軍はE-2Dを早期警戒だけでななく、情報のアクセスノードとしての活用を重要視しており、今回のDSSC6では、専用アプリでないパートナーアプリも容易にインストール出来るようになるのが大きなポイントとなっている。

 

日本は13機のE-2Dの注文を出している。内容によっては米軍が許可してくれないかもしれないが、アップデートしなければ宝の持ち腐れだ。

 

リンク①

news.northropgrumman.com

 

リンク②

www.thedrive.com