BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

FH70保有数 ~2023防衛白書

FH70はR12年に退役

 

野戦砲300、戦車300の計画が立てられて随分立つが、近づいてきた。

野戦砲400→370(FH70▲30両),戦車540→450(74式戦車▲90両)、MLRS50→40。

 

74式戦車はR5年内にほぼ退役する見込み、90式の初期生産品も退役開始だろうか。ウクライナ戦争でのロシアの物量を見ると、捨てずに保管した方が良いとの意見もあるが、高温多湿の日本では、場所の確保も含めて難しいだろう。

2023保有数 P106より

2022保有

世界で最大のFH70調達国であった日本。FH70保有数はR5年時点で約240門。今後、毎年40門の用途廃止が続き、R12年に完全に姿を消す。99式自走砲が約130両なので、19式装輪自走155mmりゅう弾砲を、約170両調達する事になる。1両6億なので合計1,020億円。その価値があるようには見えないが・・

FH70 保有

図内に『別途保管』とあるが、これはドイツから輸入した空調付きの保管コンテナ23

式を使った保管を指しているが、作業指示が徹底されておらず、事実上全くやってなかったと会計検査院が指摘している。

 

report.jbaudit.go.jp

 

FH70砲身のオーバーホールはR1年に終了している。(下図の赤線部分)

FH70オーバーホール終了(出典:リンク② 日鋼特機)

 

リンク①

https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2023/pdf/R05shiryo.pdf

 

リンク②

https://nikko-tokki.co.jp/common/images/business/ayumi202303.pdf