BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

お粗末ジャパンの悲しい末路

空対艦ミサイルASM-3

 

30年の月日をかけて北朝鮮から10年遅れたミサイルがついに完成(キリッ。

ja.wikipedia.org

 

他国は巡航ステルス化を選択したが正しい選択だった。メリットは

 ・巡航するので燃費が良い。その分、弾頭炸薬を多く出来る

 ・空気抵抗が小さく熱くなりにくい、赤外線を出す量が小さい

 ・レーダ反射が小さいので発見されにくい

ASM-3

 ・マッハ3で飛翔。燃料がその分必要で弾頭炸薬に制限がある

 ・空気抵抗が大きく、赤外線を大量に放出

 ・上記と合わせて、レーダ反射も大きく、敵は容易に発見・迎撃

 

射程も300km程度で、そもそも撃つ前に母機ごと撃墜されてしまう、全く使えないミサイルとなってしまった。

 

技術者は悪くないと思う。

 

前段の企画がダメ。企画って難しいからね。自分も企画やってたけど、苦しいばかり。出来上がる頃に世の中の動向が変わってたり、競合他社に負けてたら、組織が傾くからね。責任重大よ。開発期間が長くなるほど、企画の重要性、難しさは各段に増す。預言者にはなれない。だからAndroidアジャイル開発を採用して、Windowsの従来型開発手法に対抗出来た。

 

次の12式対艦ミサイル改善型では、やっとこさアジャイル開発を採用するみたいね。

 

ASM-3も金属をCFRP化で軽量化&一体成型で空間確保と燃料増、で射程を延ばすそうだが、配備は限定的だろうね。相手の射程外から発射出来ても容易に迎撃される特性は変わらないから。

参考文献

https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11591426/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/31/pdf/jizen_03_honbun.pdf