BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

パニック障害 広場恐怖との闘い

どこにも行けなくなる辛さ

 

パニック障害になって、辛いのがどこにも行けなくなる症状が現れる事です。広場恐怖と呼ばれています。結論から言うと、この苦しさを避けると症状は良くならい、良くなり難いと言われています。

 

症状が強く出ていた頃、以下の場所すら苦痛になっていました。

↓下にいくほど辛くなります。

 

・会社の食堂

・スーパーのレジ

・電車

・美容院

・飛行機

・フェリー

・歯医者

 

今でも歯医者は嘔吐反射が強く出る為、先生に相談して笑気麻酔で治療してもらっています。伺う数日前から食事、生活に気を付け、前日夜はおかゆだけ、当日は朝ヨーグルトだけ食べて夕方に歯医者に行くパターンですが、それでも嘔吐反射が出てしまいます

www.ibaraki-clover.com

 

回復し始めるまでに時間が掛かる

 

不安症の薬を飲んでいる間は気力そのものが無くなっていきます。この時は、体と心を休める必要があります。仕事をしていると会社に行く必要があるので、本当に大変です。企業によっては診断書持って行けば産業医の判断で休業になりますが、休めない職場だと退職に追い込まれてします。あっという間に人生を転落してしまう事もあるのです。パニック障害は、ぱっと見、病気に見えないので、周辺からの理解を得難い面もあります。何より、当たり前の事が出来ない自分が情けなくなってしまいます。

 

自分に合うお医者さんを見つけるのが大変

 

私が通っていたクリニックも、予約して行っても常に満員でした。ひっきりなしに電話がかかってきます。”予約で一杯です”と、全部断っていました。今は、薬をやたら出す、すぐに診断書を書いて渡す、といった行為が社会問題になっています。色々行ってみて、民間療法に頼る方も居ますが、私はお勧めしません。

 

素人名医を見つける努力よりも、自分に合うお医者さんを探した方が良いです。

kokoro.mhlw.go.jp

 

この病気は最初から完治を目指す必要はなく、まずは日常生活に支障が出ないよう、寛解(かんかい、一時的に症状が軽くなる、消える状態)する時間を増やして行くことが重要だと考えます。寛解している時間に出来る事を増やしていくのです。かなりの確率で再発を繰り返すので、がっくり来ますが、自分が回復までの長い道のりに立っていると思えれば、楽になります。