BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

シーガーディアンMQ-9B

海上自衛隊で試験開始

 

試験後、購入を判断するとの事だが、導入は規定路線だ。防衛力整備計画ではP-1の調達数を見直すと明記されている。有人のP-1に対して調達コストは約1/6。洋上監視において、もはや有人のP-1に出番はない。ただし、自衛隊は、時代遅れの仕事が減るのを極度にいやがっており、出来るだけあらさがしをする腹積もりだろう。人手不足を叫びながら、古い仕事はなくしたがらない。これを伝統と呼ぶ。

 

メーカでは、空母での運用も可能になるよう、STOL(短距離離着陸)型の開発も検討されているという。ユニークなのは、機体構成で、陸上型の機体に1 日以内に取り付け可能なオプションの翼と尾のキットに交換するだけで、運用可能とのこと。 

 

情報が古いが、必要な滑走距離は約1,000mから約300mに短縮されるが、護衛艦かがの全長は248mなので、運用は出来ない。そもそも日本近海での活動を主としているので、無理に搭載する必要性はないが・・。

www.ga-asi.com

 

ウクライナでのトルコ製バイラクタルTB2は当初こそ戦果を上げたが、最近はほとんど聞こえなくなっている。米軍はステルス型UAVに一斉に切り替えようとしており、MQ-9Bのステルス型+武装型が登場するのは間違いないだろう。対電子戦にも対応する必要があり、かなり高価になると思う。P-1より高くなる事はないけどね。