BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

ジリ貧の防衛産業

国際競争力が無さ過ぎる現実

 

技術力が高い日本の・・とはよく聞くが、全く違う。

技術力は総じて低く、商品としても、ガラパゴス仕様で、カスタマイズ性がなく、使い物にならない。使い道がないボタンがたくさん付いている日本の家電が、世界に売れないのと同じだ。

 

救難飛行艇US-2が話題になるが、暗視装置が無く夜間の運用は出来ない。米軍の特殊部隊が採用する事もないだろう。そもそも、本機は新明和に仕事を渡す側面が強く、前身のUS-1を改良する事で事業化するはずだったが、いつものように日本独自の仕様変更が相次ぎ、ほとんど新規設計の別物の機体になってしまった。開発に当たっては、他社が設計の大部分を担当したと言われている。

 

結果、コストダウンの余地も拡張性もない骨董品になってしまった。

納入単価は1機170億円を超える。

 

次期型はオスプレイも検討されていたが、間もなくラインが閉じる。米軍は、より信頼性の増したティルトローター機V-280の導入を開始する予定だ。

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一時期、防衛産業からの撤退が報道された島津製作所は当面事業を維持することにした。これまでの利益率は0.5%程度だったが、政府調達の見直しで最大15%の利益の上乗せが認められたからだ。が、納入先は少量のP-1、C-2、SH-60Lが主。これらも、無人機への置き換えが進む為、調達数が減らされている。

 

ミサイルは大量量産予定となっているが、それ以外の量が見込めそうな案件は、装甲車はパトリア軽装甲機動車はハウケイ、輸送機はペガサスと、ほぼ海外製の輸入となっている。

 

日本ダメポ

 

一方で信頼性のある中古の民生品は海外でも売れている。モノの良さだけでなく、日本人らしい正しい使い方を徹底しており部品の状態が極めて良好だからだ。USED IN JAPANは新たな価値を生んでいる。行先は中国・韓国の富裕層が多いとのこと。

結果、国内での盗難が増えてるそうだ。

 

日本ダメポ