地味な開発だが役に立つ
揚陸作戦で使用する応急埠頭と浮桟橋の開発だ。R5年から開発する事になっているが、事前研究はR1年から開始されている。
事前研究の概要は以下の通り。
研究では1/10スケールの試作を行い水槽で各種試験を実施、シミュレータの精度向上を図っている。試験モデルでは90式戦車でも耐えられる仕様となっている。
開発項目を見ると、動揺を抑える為に、電源を使用したアクティブ制御を採用しようとしているようだ。
引用:
自律機能の向上
動揺環境に対応した自律・電源機能を保持
揺れを検知してモータを動作させて揺れを減衰させるのだろうか。ユニークな発想だ。
事前研究で実現性に目途が付いたので、開発に移行したのだろう。
この開発はうまく行くと思う。
成功するプロジェクト特徴
1.現場が抱える課題を正しく把握している
2.解決手法がユニーク(おもしろい)である
3.技術的な課題に対しての仕込みが出来ている
4.量産後に発展・応用の余地がある
先進揚陸支援システムは1~4を満たしている。
災害派遣などでも十分使えそうだ。やれば出来るじゃん。
参考リンク
https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/2022/pdf/jizen_04_logic.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2020/poster/kenkyu_14.pdf