BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

予知夢⑭ ~神の軍団に加わる日

24時間戦えますか?

 

目の前に透明の液体で満たされた白い盃が、三宝に置かれている。

対面に和服姿の女性が座っていた。

女性は結った黒髪を短刀で切り取り、盃に放つ。

 

何かの儀式だろうか。

 

『飲め』

 

突然、師匠が現れ、私に命じたのだ。

『ぇええええええええ、これ飲むのぉおおお?』

と思ったが、飲まないとエライ事になりそうで、盃を手に取り、一気に飲んだ。

女性は伏し目がちな表情で何も話さない。

天照大御神って、モデルは人間だったのか。

ぼんやりとそう感じた瞬間、場面が切り替わる。

 

霧に包まれた寺院に、今度は2本の刀が三宝に置かれている。

『これはただの刀ではありません』

巫女さん姿の女性がそう告げた。

私は3本目と4本目の手で2本の刀を手に取った。

 

手にした瞬間、刀のつばから青白い炎が燃え上がる。

『これ、どういう原理なんですか?』

女性は居なくなっていた。

 

月に照らされた湖で自分の顔を見ると、黒い兜の額に青白い千里眼が映っている。

『きめぇえええええええええええええ』

慌てて、兜を外そうとしたが、

『取れねえぇえええええええええええ』

2本の刀を手にしたまま、2本の腕で兜を外そうと悪戦苦闘していた。

 

やがて、その姿で悪霊と戦う意味不明な夢を見始めることになる。

2010年、元幽霊の姉さんが背後霊になった年だった。