夢
夢の中で対峙した地縛霊が人の姿をしている事は稀だった。 言葉すらまともに話せず、黒い影がうめき声をあげている。 その影が成仏する時、人間の姿に戻り、何かを伝えて消えていく。 地縛霊と対峙、成仏させる夢を見ると、身体に現象が現れる事もあった。 …
霧のトンネルに人影が 今は立ち入り禁止になっている、旧仲哀トンネル。 私が学生の頃は、心霊スポットとして有名になる前であり、普通に通行する事が出来た。 ある日のこと、友達と夜に映画に行く前、待ち時間があったので、少し遠回りして、旧仲哀トンネル…
お盆を過ぎた夏休み、父親と砂浜を釣りをしながら歩いていた。 あまり釣れず暇だったので、波打ち際、足元に落ちていた丸い石を拾おうとした瞬間だった。 『拾うな!!』 父親から怒鳴られて、びっくりしてしまった。 キョトンしている私に父親は言う。 『盆…
熱田神宮にある、信長塀(のぶながべい)。 信長塀 | 境内案内|熱田神宮 | 初えびす 七五三 お宮参り お祓い 名古屋 その信長塀に映った、令和の織田信長公のお姿がこちらである。 (ご提供:角打ちでお会いしたお客様) 令和に降臨された第六天魔王 画面中…
知らない男性 『これとこれ、見積もりしないといけないね』 私 『自分は見積もり出来ないですね。権限ないんで。』 知らない男性 『そんなことも出来ないの?ここに居る意味ないじゃん』 私 『役割分担されてるのは組織の意向です。最近はガバナンス重視です…
kaigo-sos.hatenablog.com カメラに映る心霊映像、アナログ時代に比べるとだいぶ減ったとも言われている。 スマホ時代に幽霊はなぜ減ってしまったのか? それでも映ってしまった幽霊はどこから来たのか。 結論として、デジカメ(デジタルカメラ)では撮像素…
青山元不動 白雲自去来 せいざん もと ふどう はくうん おのずから きょらいす 人生では、何かに追われながら生きていかざるを得ない局面がある。 突然始まった遠距離介護。 約1年間、両親の遠距離介護を優先した。 kaigo-sos.hatenablog.com 結果、職場で…
丘に建つ風車小屋から外を眺めていた。 この風車は変わった構造で、小屋を貫通する軸受けにはゴンドラが取り付けられており、風車の回転に合わせてエレベータの如く上下する。最上階からは遠くに球場が見える。 自宅はマンションの一室だが、裏には芝生のテ…
kaigo-sos.hatenablog.com 2年ぶりに声を聞いた 『やっと、人を好きになる事ができるようになったのね』 気配を感じるが、姿は見えない。 『いい歳になったけどね』 自分に言い聞かせるように呟くと、手を握られた。 暖かく、不思議な感触だった。 28歳の頃…
入口でVR眼鏡とボディアーマーを渡される。 ここはアミューズメント施設ではない。 このVRカメラは、ボディアーマーと接続されているが、アーマーには複数の箇所に特殊な針が仕込まれており、VR越しの行動に応じて針を動かす機構が作動、針を通じてある種の…
携帯から突然、警報が鳴る。 画面には街のMAPと円状の着弾予定地点が重ねて表示された。 数秒後、着弾予定地点の円は消え、着弾地点が矢印で示される。 ほぼ同時に被害の状況が映像で配信され始めた。 ここ数日、このような状況が繰り返されている。 ミサイ…
『しっぽう!』と叫ぶ火の鳥 ある日、夢の中に燃え盛る火の鳥が現れた。 『ろっぽう ろっぽう!』と叫びながら、リビングをぐるぐると走り回っている。 『火事になると困るので、出て行ってください』 火の鳥は、私の問いかけには答えず、今度は 『しっぽう…
人々は選別され、身分に応じた街に住む。 地球環境は激変しており、特殊な装備に身を包まないと長時間外で過ごす事は出来ない。 人々の言動・行動はネットワークで接続されたクラウドで処理され、複数のAIプログラムで、24時間365日監視されている。 そこか…
実家の近所に名物おじさんと呼ばれる男性が住んでいた頃がある。 いつもタバコを吸いながら、団地の中を歩き回っていた。 おじさんはキョロキョロしながら歩くので、帰省して初めて出会ったときは、空き巣では?と警戒していた。顔はにこやかに笑っているよ…
彼女が予知夢を見せるまで 【地縛霊時代】 12歳の夏 頓田貯水池で見知らぬ女性と目が会い、憑依される kaigo-sos.hatenablog.com 18歳の夏 『出て来いよ』叫ぶと、出てきて首を絞められる kaigo-sos.hatenablog.com 36歳の夏 初めて話しかけられる。あ…
『あなたの子供です』 全く面識がない地味な女性が、大きくなったお腹をさすり、微笑みながらそう告げる。 『絶対に違います』 言い切る事が出来なかった。 過去に、殺される瞬間の当事者にすり替わる夢を見た。 中年女性が鬼の形相で包丁を振り下ろし、その…
kaigo-sos.hatenablog.com 雨が降る暗い道を歩いていた。 道端の祠(ほこら)の軒先(のきさき)に、赤い柄が特徴的な着物姿の小さな女の子が腰かけていた。手にした松の枝を差し出しながら、話し始める。 『ここにはたくさんの松の木がありました。残ったの…
kaigo-sos.hatenablog.com 制服のそばで佇む女性 砂浜なのか、と思ったがどうやら海底の様だ。 頭上には巨大なクラゲが漂っている。 歩いていると、海底を漂う制服をじっと眺める女性の後ろ姿が浮かび上がる。 自分の体を探しているのだろうか。突然、消えて…
kaigo-sos.hatenablog.com 白い盃が、三宝に置かれている。 対面に和服姿の女性。 女性は結った黒髪を短刀で切り取り、水の入った盃に放つ。 何かの儀式だろうか。 『飲め』 突然、師匠が現れ、私に命じたのだ。 『ぇええええええええ』 飲まないとエライ事…
kaigo-sos.hatenablog.com 水面に映る虚ろな瞳 一瞬で憑依された 12歳の夏休み、ルアー釣りにハマっていた。 よく行っていた頓田貯水池で、いつものように釣りをしている最中、 何かに引っかかった感触があり、そのままリールを巻いていると、 なんだか、黒…
越えなばと 思いし峰に 来てみれば なお行く先は 山路なりけり やってもやっても次の課題が現れる。 キリがない。と諦めるか、そういうものだと受け入れるか。 ある日登山の夢を見た。 霧がかかった山道を職場のメンバとともに登っていく。 だいぶ歩いたなと…
1993年頃 朝5時 バス停にて 巷で一反木綿か?というニュースを見た時、高校時代の体験を思い出しました。 高校は遠かったので、まだ暗い早朝にバス停に居た時のこと。 福岡県は西側にあるので、日の出・日の入りが遅く、早朝は朝でも星が見えます。 さらに…
『殺したのお前だろ?』 取り調べが続く。 『殺してません』 男はすぐに答えた。 この男は、女の子を強姦・殺害した容疑で逮捕されている。 子供を送迎するバスの運転手をしながら、ターゲットを物色していたのだ。 他人の風呂を覗く行為が何度も目撃されて…
人が死んでる! 小学生の頃、田舎だったので、朝は集団登校だった。 寒い日だった。 通学路でない抜け道を歩いていると、 草むらにエンジンがかかったままの車が止まっていた。 誰かが叫ぶ『人が死んでるよ!』 全員でダッシュして現場に急行した。 運転席を…
kaigo-sos.hatenablog.com 飲んだ時にしか食べてないラーメン屋の想い出。 普段、家ではほとんど食べないが、飲むと異様に食べたくなる時がある。 福岡に居た頃、久留米にある大砲ラーメンを食べに行ったことも。 久留米は豚骨ラーメン発祥の地と言われてい…
kaigo-sos.hatenablog.com 親の遠距離介護でクタクタだった頃、悪夢にうなされることが多くなっていた。 夢の中、その心の隙に付け入るように見慣れない気配が忍び寄る。 それは、姿の見えない色情霊(しきじょうれい)とでも形容すべき存在だった。 誰かに…
kaigo-sos.hatenablog.com 目の前に未来都市がそびえたつ。 町の構造物は流線形で丸みを帯びており、設置されたトリリオンセンサーから作り出されたVRは行きかう人々に情報を与えていた。 セントラルパークでは、広場中心に巨大な時計の羅針盤がデザインさ…
kaigo-sos.hatenablog.com 『よっ!』 ある日の朝、誰かから、元気な声で背中を『ポン』と叩かれて目が覚めた。 その誰かが、涅槃に招待してくれた元地縛霊の姉さんであると気が付いたのは、だいぶ月日が経った後だった。 誠実でまじめな性格の彼女は、男か…
kaigo-sos.hatenablog.com 天国に向かって歩む人々 みんな光に向かって歩いていた。 なにかしらの構造部から、恐る恐る外の様子を伺っていたところ、1人の男性が目の前を通りがかった。 『みなさん、天国に行くのですか?』 そう話しかけると、 『ここ、天国…
kaigo-sos.hatenablog.com 金色に輝く神の軍団 暗闇のリビングに置かれた何も映ってないテレビを眺めていた。 画面に映像が流れ始める。 津波の第一波を受けた地区に、様子を確認する為に戻って来た人々。 背後から、見たことも無い、黒い壁が迫ってくる。 …