BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

パトリア指揮通信型を輸入

指揮通信型を検討か

 

陸自向けに開発した国産RWSは、車両搭載用リモートウェポンステーションの研究がベースとなっている。

 

www.soumu.go.jp

 

後、装甲車選定が迷走、陸自の採用はない。ただし、機動戦闘車に搭載した試験は目撃されている。後に、海自が採用した経緯をみると、

 

ノルウェーのコングスベルク製シープロテクターと日本製鋼所が試作したRWSの比較を実施、試作品は輸入品に比べて、・維持整備が容易、・海上自衛隊の要求に合致していた、として試作品をベースに開発されることとなったが、レーザー測距装置、自動追尾装置、映像記録機能などのセンサ類が省略されている。

 

このニュースには当時から疑問を感じている。

 1.世界のド定番RWS、シープロテクタに勝ったって本当?

 2.センサ類省略してコスト低減って、何考えてるの?

 

1.に関してはいつもの説法、海上自衛隊の要求に合致していた、があるので納得がいく。これは海外製を排除する際に使われる表現で、最初から海外製品にない要求を出す事で国産品を有利にする手法だ。新機関銃採用の際にも用いられたと聞いている。

 

2.に関しては人力馬鹿の海自らしい考えだ。海自は掃海艇の機銃も最後まで人力にこだわり、自動化したのはごく最近だ。海上保安庁ではとっくの前から自動化している。シーガーディアンの採用も海保のが先行している。海自はP-1の人力監視業務が減る事を恐れ、導入に否定的だ。今でも大切なのは、裸眼による目視確認、人力操作だ。

 

次期装輪装甲車は、パトリアに決まったが派生型も検討するとされている。

R5は、指揮通信型が輸入される。

 

https://www.mod.go.jp/atla/souhon/pdf_choutatsuyotei/13_yuchou_r05.pdf

 

関連する項目を見ると、車体だけでなく、関連装備も含まれる。

 

次期装輪装甲車(指揮通信型)
次期装輪装甲車(指揮統制装置)
次期装輪装甲車(RWS)

 

あれ、RWSがありますね?

改めて、機動戦闘車に搭載した試作品と比較、検討するのでしょうか?

 

今後、パトリア派生型と、機動戦闘車ファミリーをどう使い分けるのか理解に苦しむ。即応機動連隊にも指揮通信車、装輪装甲車、機動戦闘車が混在しているからだ。今後は救急型も導入される。自分で自分の仕事を増やし続ける変な組織だ。