BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

令和6年度概算要求(1)

イージスシステム搭載艦

 

浮かぶ要塞

在りし日の海軍みたいな絵がシュールです。武装もほぼイージス艦に同じになり、段々人も増えて240名とか。長期航海に備え、制動装置や、対電子戦装備が盛り込まれる。

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戦闘支援型多目的USV

出典:防衛省 リンク①P17より

ウクライナでUSVによる攻撃の成果が報道されているが、日本でも似た装備が研究される。これは研究なので、まだ開発ではないが、245億円という金額を見ると、本気度合いが伺える。X舵が見えるので、ある程度の潜水も可能なのかもしれない。水中発射型の国産ミサイルは既に開発が開始されており、同じ装備の運用を検討しているのだろうか。駆動に関しては、長時間の航行ではバッテリの使用と内燃機関を使った充電と航行が必要であり、研究中の自立航行と組み合わせた野心的な研究になる事を期待したい。

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対空電子戦装置

出典:防衛省 リンク① P22より

重装輪車両に搭載した24式対空電子戦装置。対空電子戦装置として調達が始まる。対空電子戦部隊に10セットが配備される予定。調達中のRC-2電波収集機やスタンドオフ電子戦機との組み合わせで、先進的な訓練や開発が進む事になるだろう。

 

情報収集装備として、『移動型電波測定装置』の取得も計画されている。左から低周波測定用、高周波測定用、通信車両、となっている。量産単価は約34億円、ライフサイクルコストは約168億円。

気球監視用装備が登場(出典:防衛省 リンク②P15)

無人水陸両用車

出典:防衛省リ ンク①P35より

米軍との共同開発を進めていた水陸両用車の開発は、無人化かつ輸送機能に絞って開発に移行する。有人化は課題が多く当面無理だと判断していたが、アジャイル開発でリスクを判断しながら装備化を進めようとしている。令和19年度までに97両を整備する予定。

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有人のAAV水陸両用車での試験を続けている水際障害処理装置は、(2式:10億円)が要求されている。量産単価は約4.4億円、ライフサイクルコストは約95億円(約10式取得時)。

出典:防衛省 リンク②

リンク:①②

https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20230831.pdf

https://www.mod.go.jp/j/press/news/2024/01/25a.pdf