中国にぼろ負けで大慌て
陸上自衛隊は各種ドローンの実証機を公開している。
フジ・インバックUAVは、GPSによらない自立飛行で航続距離4,000kmを目指しており、早くから防衛省に売り込みが行われていた。東南アジアへの輸出も検討中とのことで、これは後述するACSLも同じ動きだ。
#陸上自衛隊 は、#防衛力の抜本的強化 のため、人的損耗を局限しつつ、空中・地上において非対称的な優勢を獲得するための無人アセット防衛能力の強化の取組として、偵察や輸送等の任務において長期連続運用可能な #UAV #UGV を用いた実証を行い、その本格導入に向けた検討を加速していきます。 pic.twitter.com/jpNHf23ynF
— 陸上自衛隊 (@JGSDF_pr) 2024年3月26日
THeMIS - Milrem(メーカHPより)
THeMIS UGV は 16 か国に導入されており、そのうち 8 か国は NATO 加盟国であり、エストニア、フランス、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スペイン、英国、米国が含まれます。
実績十分、輸送型を導入するようだ。
Mission Master – Unmanned Ground Vehicles family (UGV) | Rheinmetall
低シグネチャのモータ駆動が特徴。こちらも輸送型。
ACSLは、防衛省航空自衛隊の空撮用ドローンとして、自社製品が採用されたことを発表している。
三菱重工の事業説明会で突然現れたUAVについても、防衛省は実証を進めるという。
UAVはプロペラ併用のVTOL機となっている。
三菱重工の事業説明より
安全保障を理由に安価な中国製が買えない為、国内メーカにも商機が訪れているが、輸出の可否で実力が明らかになるだろう。
その他、令和5年度実施施策に係る政策評価の事前分析表内にひっそりと以下の項目がある。
艦載型無人機の整備(3機)
https://www.mod.go.jp/j/policy/hyouka/seisaku/2023/pdf/R05_bunseki_02.pdf
もがみ型に搭載するドローンだと思われる。機種は?
整備規模に関しては防衛計画内に記載がある。
(抜粋P206)
哨戒ヘリコプターと艦載型無人機の内訳については新防衛大綱完成時に、有人機75機、無人機20機を基本としつつ、総計95機となる範囲内で現中期防の期間中に検討することとする。
https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2022/pdf/R04020204.pdf
もがみ型は無人ヘリを基本として、有人ヘリ運用は機能確認のみで、常時搭載しない方針だろう。もがみ型、及び、拡大もがみ型は計24隻調達されることになったが、定期メンテでドッグ入りする船が一定数あるので、ほぼ20機で運用出来るはずだ。