BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

+1機されたC-2輸送機の使い道

日本版ラピッドドラゴン用

 

C-2輸送機は価格高騰で、2018年に調達数を22機にすると報道されている。

防衛白書を見ると、2023年以降の5年で6機調達となっており、予算化された17機と合わせると23機となり+1機増えている。派生型はスタンドオフ電子戦機1機とRC-2が3機の計4機が計画されているが、もともと別枠扱い。

出典:防衛白書 資料編 P47

この+1機は日本版ラピッドドラゴンの開発・運用の為に追加調達されたと思われる。

もともと22機しかない輸送機に開発業務を兼務させると効率が悪すぎるからだ。災害時など、本来の輸送業務にも支障が出てしまう。

 

類似事例としては、潜水艦の量産艦を開発専用艦に転用見通し。こちらは、潜水艦発射型の国産対艦ミサイル開発にも従事することになる。

 

輸送機も無人化の時代

 

中国では無人輸送機が実用化寸前だ。表向き民間用だが、白鯨航線が開発中のW5000は最大離陸重量が約10.8トン、最大積載量が5トン、最長航続距離2600キロメートル。1人のオペレータで最大7機を運行可能。

 

現時点でも中国国内での運用は可能であり、内陸部の装備を沿岸まで輸送する事が出来る。台湾侵攻や南シナ海の進出を想定して、大型化が進むだろう。

 

一方、自衛隊は2030年までに20kgの地雷1個を運べるUAV試作機を入手する方針。スピード感もさることながら、危機管理意識の違いが際立っている。

 

日本ダメポ。

 

リンク:

https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2023/pdf/R05shiryo.pdf