BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

新型FFMに係る企画提案契約

何をマイナーチェンジするのか

 

FFMは合計22隻、細かい仕様含めて完全に同型にする事でクルー制を導入する、とのことだったが、途中で方針を変えるのか?

 

https://www.mod.go.jp/atla/souhon/supply/kouji/koubo/04-kouji-141.pdf

 

護衛艦同型艦でも、細かく仕様を変えている。

ましゅう型補給艦も、2隻しかないのに階段の位置とか、細かい仕様が異なっている。

これでは船を乗り換えると、習熟が必要になってしまい隊員の即応性は落ちる。

 

FFMはこの点を踏まえ、階段の位置、手すりとか、細かい部分も全部共通にする、というポリシーであった。

 

もともとFFM第1ロットの契約数は8隻分だけだった。すでに10隻が予算化されているが。途中で造船会社が統廃合され、三菱の独占状態になってしまっている為、他にもチャンスを与える為に希望を募るという建前だろうか。JMUが本気で提案するか不明。

 

武装ばかりが話題になるが、CICなどソフト面の変更の影響も大きい。従来、いったん就役すると武装CICも大きく変更する事はなかったが、FFMはベースラインのような概念が導入されており、CICはOSのごとくバージョンUP(機能追加)していく。その度に、訓練が必要となるので、こちらの仕様も統一されているはずだ。

 

艦載型の対ドローンマイクロ波を登載するスペースを設けるとか、ドローン運用の為に甲板広げるとか、そっち系の変更はあるかもしれない。いや、最初から入れとけよと、思うけどね。

 

空中ドローンに関してはイージス艦のレーダ出力をMAX出すと、回路が誤動作して墜落する可能性があるので、運用は難しいのかしれない。