次期戦闘機 最新情報
2035年までに開発完了。意外と時間がない。
NHK記事によると、日本側のワークシェアとして「機体構造の軽量化」「エンジン」「レーダー」の3点が挙げられている。想定通りの部位(モノありき)となっている。
「機体構造の軽量化」
引用:三菱重工業が2014年から8年間にわたり研究してきた技術だ。炭素繊維などを用いた複合材を接着することにより、金属製のボルトの使用を大幅に削減することに成功した。これにより、重量を抑えることができるという。
機体構造の軽量化は長年研究している分野であり、実スケールの試作も行っている。
https://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/561/561020.pdf
三菱の本気度が伺えるが、スペースジェット失敗を見ていると、あちらは民生品であったが、プロジェクト管理には不安がある。今回は共同開発だが、主導権を得るのは難しいだろう。
「エンジン」
引用:「国産エンジンは悲願だ。自分でつくれないものが明確にあると、交渉にも弱くなってしまう。XF9の開発に成功しているので自信を持っている」
試作品納入後、追加情報はほとんどない。実験室レベルでは完成したが、耐久性や環境試験は実施されていない。タービン入口温度は1,600度であり、これには独自の材料・加工技術が用いられている。
「レーダー」
引用:F2戦闘機開発の頃から日本に強みのある技術だとして自信をのぞかせた。
お得意のレーダを持ち込んだ日英ミサイル開発は、期待した成果を得る事が出来なかった。戦闘機であれば、電力は供給出来るので、というかシステム電力は増える一方であり、発電機の能力向上も進むので、ミサイルと同じ課題は残るものの、実現性は高いだろう。
報道では、やはり、モノが主となっている。戦闘機を作る為のCADやシミュレータをどうするかは、これからだろうが、ぜひ最先端のソフト環境を獲得してもらいたい。
モノだけでは、戦闘機は飛ばない。
参照:NHK
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