BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

イギリス 次期戦闘機の試作を発表

BAEプレスリリースは、GCAP公式発表ではない

 

(抜粋)

イングランド北西部ウォートンにあるBAEシステムズの新施設で行われたメディアイベントで、国防省の将来の戦闘航空システムプログラムのディレクターであるマーティン・ロウ氏は、英国には現在開発に協力するパートナーがいないと述べた。デモンストレーションに参加するパートナーとして、「まさにそれについてイタリアと日本と話し合っているところだ。」

 

実証機は2027年に完成し、ユーロファイター・タイフーンで使用されているモデルであるユーロジェットEJ200エンジンを2基搭載する予定だ。

 

asia.nikkei.com

 

つまり、これは英国版テンペスト計画(チームテンペスト)の為に、BAEがその枠組み内で準備してきた開発成果が宙ぶらりんになっているので、GCAPにも使えるよ、と成果をアピールしているのだ。

 

この実証機はGCAPの実証機ではなく、あくまでもテンペストの実証機となる。が、金がないので、実証機が飛ばせないようだ。これを活用すれば、GCAPの開発もうまくいきますよ、とのメッセージだが、そもそもテンペストとGCAPでは、デジタルモックアップからして全く違う思想で設計に入っているので、実証機を飛ばすお金の割に、有効活用出来る成果は乏しいと思う。