BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

銘柄探索 ~半導体の次は再生エネ

いつか来た道を再び

 

日本発ペロブスカイト太陽電池が注目されている。技術で勝って、商売で負けるのは、液晶ディスプレイ、太陽光パネルなど、何度も繰り返されてきた。

今回も、いつもの如く国も気合が入っており、関連予算として600億円以上を計上している。ペロブスカイト太陽電池は、基材としてシリコン系でなくヨウ素を使用する。ヨウ素は日本の数少ない国産資源だ。

 

話がそれるが、原発事故で騒がれた甲状腺がんなどの健康被害がなかったのは、日本人の食生活において海藻などから、ヨウ素を大量に摂取している事が影響していると私個人は考えている。確かに放射性物質は体内に取り込まれたが、ヨウ素の働きで甲状腺に留まらずに、体外に排出された。下水処理施設で高い放射線量が確認されたのも、全部ではないが、これが影響しているはずだ。

 

話を戻してペロブスカイト太陽電池の見通しだが、特許では中国やイギリスが大量に出願し始めている。だが、2023年時点で基本特許ではまだ日本に優位がある状態だ。

 

鍵を握るのは量産化によるコストダウンだ。すでに積水化学<4204>が試作ラインを構築しており、ポスト半導体銘柄として物色される可能性がある。NISAで買おうかなと思っている次第だ。もともと狙っていたのは、再生エネ関連ではないインフロニア<5076>だったのだが、こちらは風力ビジネスに多額の出資を行った為、結果として、再生エネ銘柄になったが、内容に納得出来ない点があり、見送っている。

 

地熱発電も改めて注目されている。業務スーパー会長が推し進めるフランチャイズ化は、日本の未来を創るビジネスとしても、ぜひ成功してほしいと願っている。地熱源は過疎地に集中しており、地熱発電だけでなく、余剰熱水を温泉街に供給したり、その余熱を使った植物や魚の養殖、各家庭での床暖房など、まさに地域活性化に直結するビジネスモデルだ。

 

洋上風力発電はコケるだろうが、洋上風力、ペロブスカイト太陽電池地熱発電は、テーマ銘柄として注目されると思う。乗ろうぜ砂上の楼閣に。今年のどこかで30%以上の暴落が来ると思うので、それ待ちでもいいけどね。