BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

高校生の時 一反木綿居た

朝5時、奴が現れた

 

ニュースで見た時に、昔の事を思い出しました。

 

高校は遠かったので、まだ暗い早朝にバス停に居ました。

福岡は西側にあるので、日の出・日の入りが遅く、朝でも星が見えます。

 

早朝に出発するのは、1時限前に課外授業があり、(諸説ありますが)、ほとんどの高校で実施していたのは、全国的に見ても福岡県特有の慣行みたいですね。

 

ある日、着物屋の裏庭付近から、白い布がチラチラ見えていました。

 

なにか干しているのかな?ぐらいにしか考えてなかったのですが、風が吹いた瞬間、

何mという長さの白い帯が、ぶわっ、という感じでそこから現れたのです。

 

『え!?』びっくりしてそのまま見てましたが、そのまま白い布は消えてしまいました。気になって、走って見に行ったのですが、何もない。

 

見間違いかもしれませんが、だったら、前振りのチラチラ見えてた白い布は一体?

風が吹いて飛んで行ったのかな、とも思いましたが、あんな長い物があったら、その辺に落ちていると思いますが、それっきり。

後、着物屋さんは店を閉めて、あれ以来、二度と見ることはありませんでした。

 

当時、母親はいつも弁当を作ってくれていました。

 

朝5時に家を出るならば、もっと早い時間に起きて準備してくれていたはずで、寒い冬でも、いつも手作りのお弁当を準備してくれていた。その時は、分からなかったけど、本当にありがとうと思います。