ウクライナでは存在感なし
富士駐屯地開設69周年記念行事で見慣れぬ車両を発見。
非正規戦の時代に合わせ世界をリードするコンセプトとされたストライカー構想。
ウクライナ紛争では出番がない。
重装甲とされたブラッドレー歩兵戦闘車やスェーデンCV90も単独で戦うのは極めて困難であり、戦車ですら万能ではない戦場では重量級の装甲車も中途半端な存在となってしまった。
自衛隊の選択した共通戦術車の路線は結果的に正しい方向に向かっている。
その実力が極めて怪しいとしても、だ。
パトリアの大量調達は、後方での移動や陣地展開が主であり、ストライカーよりも脆弱な96式装輪装甲車や、さらに薄く、かつ武装した隊員をまともに運べない軽装甲機動車を代替するものだ。この選択も正しいと思う。
結果、前線で撃ち合うシーンは減り、遠距離打撃が主になる。ミサイルは遠距離攻撃可能だが単価が高い。りゅう弾砲の開発は時代遅れとして、ほとんどの国が開発をやめており、結果、韓国K9は残存者利益を享受する事となった。
だが、単独での優位は長くは続かない。ドローンの発展の方が圧倒的に早いからだ。これからの戦いは正にハイブリット戦となるが、多額の費用をかけて整備しても、あっという間に時代遅れになってしまう。PCのOSバージョンUPのごとく(これも怪しいが)、有人無人問わず、COTSとアジャイル開発が必須だ。