BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

軍事技術

ドイツ RCH155装輪自走榴弾砲

走行しながらの射撃も可能 ドイツはRCH155装輪自走榴弾砲を168両を調達するという。 出典:KNDSより 砲塔は無人化、射撃装置は自動化されており、乗員わずか2名で走行しながらの射撃も可能。装軌式PZH 2000の乗員3人よりも少ない。射撃は全周方位でブースト…

自衛隊 カールグスタフをオーダ

Carl-Gustaf® 300基以上調達 サーブは、陸上自衛隊から、 Carl-Gustaf® の300基以上の注文を受けたと発表している。納入は 2025 年に行われる予定。調達型式は明らかにされていない。 www.saab.com 自衛隊では1978年から採用している。 01式軽対戦車誘導弾の…

空自戦闘機部隊の将来

小松基地にF35A配備 報道によると2027年までに小松基地にF35A 1飛行隊の配備が完了する。 2024要求のF35A8機は、2028年から小松基地の2個目の飛行隊へと配備が開始される。F35Bは2024年から宮崎の新田原基地に8機配備開始を皮切りに、2個飛行隊、40機が配…

トマホークミサイル

トマホーク ブロック IV とVの違い 防衛省はトマホークの調達を前倒しして、ブロックⅣを前出しで調達する。 トマホーク ブロック IV (LAM-E)は、2004年から米艦隊に配備されており、航続距離は約1,600km。特徴は以下の通り。 ・双方向衛星通信により、飛行中…

哨戒艦とバーソルフ級カッター

全部乗せバーソルフ級カッター 米国の沿岸警備隊は、海軍としても世界12位の実力とされている。 全長20mを超える船をカッター(cutter)と呼び、約250隻が配置されている。 最新のカッターはバーソルフ級であり、基準排水量は3,000tを超える。思いつくまま全…

軽量戦闘車両システムの研究

無人車両UGVで復活か 2015年頃から研究していた軽量戦闘車両システムの研究。 いつも通り失敗して終わりかと思っていたが、無人車両UGVで復活するかもしれない。動画で改めて紹介されている。 www.youtube.com 2015年当時のコンセプトモデルを見ると、面構え…

護衛艦隊の未来

人もお金も足りない 主力は護衛艦隊54隻、潜水艦22隻体制。中国の脅威に対応する為に、掃海隊群を創設、陸自との水陸機動部隊の共同作戦を担う。重要性を増す海洋業務は音響測定艦を追加中。陸自と共同で海上輸送部隊を新編。ミサイル防衛には高額のイー…

米国E-2D改修 DSSC6

終わらないアップデート 米軍は2~3年おきに全機種をアップデートし続け、2040年代まで使い続ける方針。そうしないと米軍ですら電子戦の優位を保てない。今回の改修はDSSC 6という名の6回目の改修であり、Hawkeye Cockpit Technology Refresh 、Theater C…

ストライカー旅団の栄光

ウクライナでは存在感なし 富士駐屯地開設69周年記念行事で見慣れぬ車両を発見。 非正規戦の時代に合わせ世界をリードするコンセプトとされたストライカー構想。 ウクライナ紛争では出番がない。 youtu.be 重装甲とされたブラッドレー歩兵戦闘車やスェーデン…

潜入!!伊丹駐屯地

野外通信システム開設訓練 www.youtube.com 野外通信システムの開設訓練。このシステムはアクセスノードとして機能する。自衛隊内だけでなく外部機関との通信も可能になるのがポイントだ。東北震災の教訓も取り入れて開発された。訓練では、車両を水平に固定…

155mm精密砲弾 試験開始か

エクスカリバー? 株式会社GTAjと以下の砲弾を契約している。GTAjは2018年に法人登録されている。 155mm精密砲弾(試験用)155mm精密砲弾、装薬(試験用)155mm精密砲弾、火管(試験用) 1発1,000万オーバーのエクスカリバーだと思われ…

次期練習機M-346が最有力か

次期初等練習機飛行教育システム R4年の『防衛力整備計画』について 、内に以下の記載がある。 戦闘機(F-35)や次期戦闘機といった最先端の戦闘機 パイロットの効率的な育成のため、地上教育及び練習機による飛行訓練を教育システムとして一体化すること…

ブラジルC390 vs 日本C-2

C390の圧勝 ペイロードは、C-2 36t(制限あり) vs C390 26t。当初コストはC390はC-2の約半分。 C-2 1機の購入費でC390が2機買えるので、勝負にならなかった。 C-2は純粋な輸送機だが、C390は空中給油機版KC390も用意されており、ブラジル導入機はすべてKC…

米軍USV 試験兼ねて日本に寄港

実戦配備に向けて着々と試験中 報道によるとUSV2隻が日本に寄港しているとのこと。船が行き交う港では人間が操舵していると思われる。 www.youtube.com (抜粋) マリナーは船体の下半分がダークブルーの外装、レンジャーはグレーの船体。 ハワイに本部を置…

次期高機動車 Toyota Hilux70ベースか

DSEI2023にて披露 DSEI2023にてJANKEL社がToyota Hilux70をベースにした車両を披露している。 次期高機動車? モジュール化されており柔軟なカスタムが可能とのこと。RWS?が搭載されている。 メーカによると装甲防御レベル1。 自衛隊のパトリアAMVの大量調…

GCAP サウジアラビアの参加ない

今のところは ね レオナルドCEO発言 jp.reuters.com 初期開発メンバではないが、やがて何かしらの形で参画する可能性はある。 日本以外の国がサウジ仕様の派生型を開発してサウジに輸出するケースだ。 kaigo-sos.hatenablog.com 日本の武器輸出規制は分かり…

F-15電子戦装置TEWS

門外不出の電子戦装置 F-15J近代化改修において、米国政府の許可の元、EPAWSSが搭載されるとボーイングが発表している。長年、電子戦装置は輸出が許可されず、F-15Jの電子戦装置は極めてアナログで、パイロットがボタンを操作して条件判定を切り替えて脅威を…

艦載型UAV 公告

ダッシュ運用の歴史 『艦載型UAV 』の情報提供企業の募集が公告されている。 (抜粋) 全通甲板を有さない護衛艦に搭載し、洋上の目標捜索及び艦艇間の物資輸送を行うため、艦上運用を念頭に設計されたUAV本体及び管制装置等の艦上機材一式のことをい…

次世代装甲車コンセプト

実写版マゼラ・アタック 装甲車は大量調達中だが、有人・無人の将来の装甲車研究が開始される。 ・装甲車両の近代化に関する研究 ・無人化砲塔技術の研究 『装甲車両の近代化に関する研究』では、 ”既存の装甲車両の改善・更新のためのコンセプト設計を行う”…

榴弾砲でドローンを攻撃

消えてなくなる研究例 世界最低レベルの装備である19式装輪自走155mmりゅう弾砲。 その使い道を探る研究が始まる。 榴弾でドローンを一網打尽にするという。戦艦大和の大砲で対空射撃してませんか? 無理です。というより無駄です。 https://www.mod.go.jp/j…

護衛艦 次期DDコンセプト

次期DD建造はR13年開始 事前の事業評価が公開されている。 www.mod.go.jp 次期DDの建造がR13から開始されると明記された。 次期DD建造開始 新型FFMは建造数が10→12隻となり毎年2隻が建造される。途中、イージス艦が追加で2隻建造される。後、次期DDの建…

F-2の性能向上とドローン世代

レーザJDAM対応 R元年の行政レビューシートには以下の記載がある。 https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/rev_suishin/h30_res/h29past/0298.xlsx (抜粋) F-2は開発以来の機能付加により、ミッション・コンピュータ等の処理負荷等が限界に達してい…

次期戦闘機 職員募集中

一生に一度のチャンスです! 事務職の募集中です。ご興味ある方、応募されては如何でしょうか? www.mod.go.jp コンセプトには、十分な拡張性、改修の自由度が掲げられている。余裕があり過ぎたF-15は改修し続けているが、対してF-2は余裕がなく、肝心のネッ…

共通戦術装輪車

即応機動連隊に派生型も配備か 16式の派生型である歩兵戦闘車、機動迫撃砲の調達が始まる。今年は調達されなかったが、偵察警戒型も30mmの砲塔付であり、火力・装甲は大幅UP、生存性も高くなる。エアコン付けてくださいね。歩兵戦闘車は約150両、機動迫撃砲…

令和6年度概算要求(3)研究

高出力レーザ 屋外試験の様子。ここまで来たら、やり続けて実用化するしかない、という覚悟を感じる。 www.youtube.com レールガン 試験艦あすかに搭載、試験実施されるが、業者など情報は非公開。 238億円を計上。電源の課題もあり、早期の実用化は難しいよ…

令和6年度概算要求(2)

輸送能力の向上 輸送能力の強化も進んでいる。新補給艦1隻と機動舟艇3隻。 P24 ましゅう型は13,500tであり、+1,000tで大型化は限定的だが、補給スポットの位置は大きく変更されており、説明では『あらゆる事態において護衛艦等の任務継続のため、洋上にお…

令和6年度概算要求

新装備が目白押し 浮かぶ要塞 在りし日の海軍みたいな絵がシュールです。武装もほぼイージス艦に同じになり、段々人も増えて240名とか。長期航海に備え、制動装置や、対電子戦装備が盛り込まれる。 P17より ウクライナでUSVによる攻撃の成果が報道されている…

74式戦車最後の夏

第9戦車大隊は偵察戦闘大隊へ 世界水準に達した日本の防衛装備品は少ないが、戦車はその装備に数えられる。 北海道に上陸するソビエトを迎え撃つ、日本唯一の機甲師団、第7師団による機動打撃は、日本最後の砦でもあった。その一翼を担った74式戦車は、R5…

新型FFMという名の意味

使い難いステルス艦 防衛装備庁が新型FFMを公開した。ここで『新型』と謳っているのは、『改良型』だと現行FFMに欠点があるのを認める事になるからだ。 新型FFM(出典:防衛装備庁) https://www.mod.go.jp/atla/pinup/pinup050825.pdf 船体が3,900t→4,880t…

今年も概算要求の季節ですね

機動舟艇3隻調達 (リンク先 引用) 装備の陸揚げに使う「機動舟艇」を3隻、輸送ヘリコプターを約30機導入。これらを合わせ4千億円程度とする方向で検討する。関係者が21日、明らかにした。 news.yahoo.co.jp 機動舟艇は以下の記事を投稿しています。 kaigo…