BASI-KRAMER’s blog

浜までは海女も蓑着る時雨かな

2022-01-01から1年間の記事一覧

遠距離介護 ~法事にて

兄弟で通った幼稚園跡に納骨 父親の47日法要の日、雪が降り始めました。 お寺内にはかつて幼稚園があり、兄弟とも通いました。幼稚園の移転後、新しく納骨堂が建てられた時に父親が購入していたのですが、生前、父親は私たちに何も話しませんでした。認知…

錆びた護衛艦と時代遅れの塗装

錆びまくり DEあぶくま www.youtube.com 海に居るとすぐ錆びるので、異常でもなんでもないのだけど、これだけ錆びているという事は随分長い間、海上に居たのだろう。この船は艦首の番号が白くはっきりと書かれているので、ロービジ(低視認)塗装される。 ど…

遠距離介護 ~認知症⑤

認知症の親が子供を忘れるとき 2021年11月、ほぼ2年ぶりに母親と面会出来ました。 当時は、コロナ禍で色々と条件があり、ワクチン接種券の提示、日時指定、人数制限、時間は5分、マスク着用で1m以上離れるなど。 看護婦さんが、息子さんとの面会で…

遠距離介護 ~実家の整理②

親が認知症になると保険の確認も大変 父親は生命保険に加入していて、それはまだ自分が実家住まいだった頃、父親が語っていたのでなんとなく覚えていたのですが、介護中の父親と母親は認知症が進み、その保険に加入している事すら忘れてしまっていました。帰…

遠距離介護 ~実家の整理①

一瞬だけ天才だった 人には天才になる時期が必ずあるらしい。 介護で帰省中、実家の掃除中に押し入れから小1夏休みの宿題が出てきました。 1年1組 夏休み 絵だけだとつまらないと思い、切り絵と組み合わせて絵を描いた事をなんとなく覚えています。下書き…

哨戒艦 ~少子高齢化

警戒監視に特化 ジャパン マリンユナイテッド㈱ が主契約となり将来的に12隻程度を整備する方針。 哨戒艦という新ジャンル艦の導入背景として、護衛艦以外の警戒監視任務の増加が挙げられる。 (リンク先抜粋:読売新聞) 小型艦(掃海艇、ミサイル艇など)…

予知夢⑪ ~西暦2500年の東北日本

女川原発は津波に耐えた 原発建設当時、国の基準に従えば女川原発はもっと低い位置に建設可能でした。 低くすればするほど、水をくみ上げるコストを下げる事が出来ます。 福島第一は国の基準に従い、位置を下げて建設されました。 女川原発はなぜコスト高と…

遠距離介護 ~認知症④

両親の認知症介護を経験してから世の中のニュースを見る目が変わりました。 例えば、テレビでよく見る『振り込め詐欺』は、被害者の多くの方が1人暮しの認知症患者じゃないのか、と思っています。 一般の方がニュースを見ると、『なんでこんな簡単な詐欺に…

遠距離介護 ~認知症③

小規模多機能型居宅介護 母親をなんとか共同生活に慣れさせようと、最初に選んだのが、小規模多機能型居宅施設、通称、小多機でした。 www.hibiki.or.jp 小規模多機能型居宅介護とは、介護保険制度で創設された地域密着型サービスのひとつで、同一の介護事業…

遠距離介護 ~成年後見制度の闇

恐ろしい成年後見制度 お金の管理は親が元気なうちに・・よく言われるけど、まず出来ないと思います。 自分でちゃんと出来る! 元気なうちは良いですが、病気になるとさあ大変。認知症はもっと大変。 うちの親、認知症なんで・・うっかり話すとえらい事にな…

予知夢⑩ ~榊の花が咲いた日

ショックで味覚がなくなった 震災の後、苦しんでいた。 とてつもない惨劇。 水平線の彼方まで海を覆いつくした金色に輝く神の軍団に助けられた人たち。 そんな話誰にも出来ない。 『よっ!』 元気な声で背中をポンと叩いて、彼女が涅槃から戻ってきた。 すぐ…

遠距離介護 ~認知症②

入居出来る施設を探すのも大変 認知症の母親を、ある程度の投薬含めて面倒見てもらえる施設を探していたのですが、これが意外とないのです。高齢者施設はたくさんありますが、提供するサービスはバラバラであり、条件に合うとこが、なかか見つかりません。 …

遠距離介護 ~帰宅願望

帰る帰る症候群 『帰る、帰る。』 認知症が進む父親は転院した病院で、ベットから落ちた。落ちると検査だなんだで、またやることが増えてしまう。初期の頃は、なんとか帰宅させる事が出来ないだろうか、と考えていたのですが、認知症の症状が進行するのを見…

予知夢⑨ ~みんなと一緒に天国行ってきた

天国では知らない人と出会えない www.travel.co.jp みんな光に向かって歩いていた。 建物からその様を見ていた時、通りがかった男性に話しかけた。 『みなさん、天国に行くのですか?』 ここ、天国ですよ、男性は私の手を引っ張りながら、そう答えた。 眩し…

予知夢⑧ ~金色に輝く神の軍団

目の前の大惨事が信じられなかった 暗闇のリビングに置かれた何も映ってないテレビを眺めていた。 画面に映像が流れ始める。 津波の第一波を受けた地区に、様子を確認する為に戻って来た人々。 背後から黒い壁が迫ってくる。津波だ。 『何してる。早く逃げろ…

遠距離介護 ~介護認定

介護認定には医師の診断が必要 www.city.kitakyushu.lg.jp 介護認定を申請する際、途中、色々な手続きがありますが、医師の意見書が必要になります。普通の病気ならば、手続きで揉める事は少ないと思われますが、認知症だとかなり厄介です。そもそも、認知症…

遠距離介護 ~認知症①

実家が汚部屋に変わっていく 思い返すと、いつからか実家の物が増え始めていました。 もともと両親は几帳面な生活で家の中の掃除もちゃんとやっていたし、庭も手入れされていたのに。庭には割れた植木鉢や壊れたハサミ、プラスチックのバケツなどが積みあが…

予知夢⑦ ~彼女の問いかけを知った日

通勤中の車内で悟りを得た日 『ここに居ても良い?』 彼女の問いかけの意味を、ずっと考えていた。 なぜ聞いた。2度も。 半年ほど経ったある日、その意味を理解した。 悟りのようなものが、一緒に降りてきた感じで。 あの日は、彼女がこの世で過ごした日数…

予知夢⑥ ~口は災いの元

幽霊が登場するのはやっぱり夏 彼女が現れるようになって6年近くが経過していた。 18歳になったある日、これまた、夏のある日のことだった。 やっぱりこの手の話が、ほぼ夏なのは、人間の五感がエラーを起こし易いから なのだろう。 ほぼ無理だけど、音楽…

予知夢⑤ ~彼女と初めて出会った日

怪しい経験はいつも夏 彼女はどうして、わざわざ聞いたのだろうか。 『ここに居ても良い?』 2回も。黙っていれば、そのまま居れたはずなのに。 12歳の夏休み、ルアー大会にエントリーしていた。 なかなか大物が釣れず、地元で名所と呼ばれる湖に忍び込み…

遠距離介護 ~葬儀場の事前登録の勧め

死亡したら2時間以内に搬出が必要 縁起でもない、と思われますが、決めておいた方が良いです。 決めたら、会員登録もしておきましょう。 その日が来たら、駆け付けるだけで精いっぱいです。 土地勘が薄くなった地元で、葬儀場を探して手配なんてやってられ…

遠距離介護 ~救急病院は2か月後に転院

考える猶予が無さ過ぎる 病気で救急病院に入っても、すぐに次に行くように指示されます。 基本2か月以内に出ていかないといけません。 入院手続きでは、説明を受け、署名して、お金払って・・・ といった具合に、ただでさえ、疲れているのに、次々と手続に…

予知夢④ ~予知夢を見せた者

夢で知らせてくれたのは 予知夢を経験した事は理解したが、私に夢を見せたのは誰なんだろう。 神様、仏様、ご先祖様? あの日から5年経った今、背後霊の姉さん(元幽霊)じゃないか、と思っている。 12歳から36歳まで一緒だった元幽霊。 36歳の時、仕…

予知夢③ ~運命に逆らった日

2017年12月16日 その日、父親はコタツで眠ったまま、三途の河を渡るはずだった。 なにもしなければ・・ 前日、父親が死ぬ夢を見た。 翌日、土曜の朝、実家から電話がかかってきた。 『お父さん、朝からこたつでまた寝てるんよ』 電話の向こうで、笑いながら…

遠距離介護 ~介護休暇・休業

有休が一瞬で無くなる サラリーマンが介護に直面した際に、大きな問題になるのが、勤務先と介護をどう両立するか、という事になります。特に介護初期は、知らない事だらけ、かつ、入院の際の書類の記載や、各種立ち合いなど、遠距離だと休みを取って対応せざ…

予知夢② ~運命の扉

あの世とつながる時 父親が死ぬ予知夢を見た翌日、父親は死ななかった。 そこから認知症の両親の遠距離介護が始まり、ほぼ1年間、介護につきっきりだった。予知夢を見た翌年、父親は他界した。ほぼ1年間分、寿命を頂いた事になるのだろうか。 葬儀も終わり…

遠距離介護 ~特別養護老人ホーム

公的な介護区分の認定が必要 老人ホームと聞くと、1つだけのイメージですが、たくさん種類があります。 色々な種類の老人ホームが、各地域にちらばっており、事実関係を把握するのも一苦労です。それぞれ特徴がありますが、価格面で見ると、最も安価な部類…

遠距離介護 ~地域包括支援センター

介護が始まったら即相談に 家族の介護が始まった時に、真っ先に向かうのが、役所内にある地域包括支援センター。全国に5,400箇所、出張所含めると7,000箇所を超えます。皆さんの地域にも必ず窓口があります。ただし細かく管轄地域が決められているので、近所…

予知夢① ~2017年12月16日 死神のブラックリストに名前が載った

kaigo-sos.hatenablog.com 夢の中で父親が死んだ 前日の金曜日の朝、実家で父親が死ぬ夢を見た。息絶えた父親に人工呼吸をしながら、突っ立っている母親に向かって叫ぶ。『なにやってんだよ、早く救急車呼べよ!』 初めて母親に怒鳴った、夢の中だけど。 そ…